塗装を守ろう-ワックスがけ

ワックスメーカー

カーワックスメーカーの歴史には様々な説があり、世界最古のメーカーは1930年にシカゴで生まれたという説もあれば、1940年代にカリフォルニアで生まれたブランドこそが元祖という説もあります。確証の無い話ですから確かな事が言えないものの、共通しているのが、出自が「家具と馬車の保護・艶出し」を行っていたメーカーだという点である。

かつてのアメリカを感じさせるものだが、一部では鉄道車両の保護や艶出しに使われていたというメーカーもある。確かに鉄道にもそれらは必要ですから、この話にも説得力がありますね。

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ワックスの原材料

長い歴史を持つカーワックスですが、その主原料は現代では「カルナバ」です。これはカーマニアの間では常識と言っても良いでしょう。

カルナバは南米に生息している椰子科の植物で、乾季に大きな葉から自らの水分の蒸散を防ぐために分泌する樹脂が「カルナバ蝋」と呼ばれるものですが、このままではかなり固いのです。

これを精製する事でカーワックスの原料としても使えるようになっていくのです。精製過程によって1号から5号までのランクに分けられるのですが、この中でも1級から3級までがカーワックスとして使用する事が出来るのです。

1級のカルナバは真っ白で、以下の等級になる毎に黄身を帯びます。5級ともなるとかなり黒いほどですが、カルナバ蝋はカーワックスだけではなく、高級フルーツの艶出しからカステラの台紙など様々なものに使われています。

これは、天然植物由来の物質なおかげで人畜無害だからこそなのです。

このカルナバ、いきなりボディーに塗り付ける事は出来ません。溶剤を使って溶解する事で「カーワックス」になるのですが、初期のカーワックスは石油系の溶剤を用いる事はなかったのですが、現代では大量生産と使いやすさ、そして幾ばくかのメーカーの都合もあるでしょうが、石油系の溶剤を使って製品化されています。

ですが石油系溶剤は少々曲者です。なぜなら、ワックス皮膜が酸化する原因なのではないかとも言われているのです。カルナバ樹脂そのものは抗酸化作用が強いおかげで簡単には酸化しないのですが。

ガソリンに触れてしまったら

ガソリンに触れた事がある人もいるかもしれませんが、その場合、皮膚についた瞬間は揮発成分が気化熱を奪うおかげで「冷たい」と感じるものの、しばらくすると冷たさがヌルヌル感に変わります。
このヌルヌルは放置しても消える事はなく、石鹸等で洗わなければ除去する事が出来ませんが、これがワックス皮膜の中に残っているといわれています。

ヌルヌルを取り除く方法としては、石鹸で洗うか高温でガスにして蒸発させるか、燃やしてしまうかとされているのですが、ワックス皮膜の中にある場合、このような方法は用いる事が出来ません。つまり、皮膜の中にあったままで、参加の手助けをしてしまっているのです。これは特性上仕方ない部分ですので防ぐ手段はありませんから、皮膜が酸化する前に新しい皮膜に取り換えるのがベストとされています。

その期間に関しては月に一度、あるいは二週間に一度程度のワックスがけが良いとされています。ワックスに含まれている溶剤が皮膜として残っているワックスを溶かし込み、新しい皮膜を形成する事で常に新しい状態となるのです。

また、製品パッケージに「カルナバ100%」と明記されている物もあるが、これまでの話からも解るように、あり得ない話です。カルナバ100%ではとても硬いのですから、溶剤が添付されているのです。

カルナバよりも本格的なカーワックス

実はあります。ザイモールと呼ばれているものですが、これは石油系溶剤を一切使っていないカーワックスで、植物オイルを溶剤として用いているのです。石油系溶剤のカーワックスと比べると使い方には多少のコツが必要なのですが、仕上がり感は抜群。

コンクール等に出品する車はザイモールを用いられている事が多いのも頷ける話ですが、ザイモールは初めから「カルナバ45%」といったように、カルナバの含有率を正しく明記してくれており、しかもこれは量販店で販売されているカーワックスでは考えられない含有量です。

ワックスがけにおけるコツ

ワックスがけのコツですが、固形ワックスに関して話していきたい思います。
どのメーカーのワックスであっても共通しているのは、ワックスの皮膜を均一にするということです。特に濃色の塗膜ですとこれは「絶対に」と言っても良い条件です。

また、ここでポイントになるのが荒れた塗装ではこれが出来ません。塗装が荒れているという事は、平坦ではないのですから自分自身が均一にと思っていても実際には均一ではないのです。

スポンジはワックスを均一に塗りにくい

ですからまずはワックスをかける前にしっかりと均一にしておくべきです。また、ワックスは薄く塗るべきです。これも大きなポイントなのですが、薄く塗るためにはスポインジは使わないべきです。
スポンジは手軽なアイテムではあるのですが、液体を吸収する性質を持っていますので、内部にまでワックスを吸い込んでしまいます。そのため、スポンジそのものもワックスが均一ではないのです。これでは均一にワックスを塗るのは難しいのです。

メリヤスを使うとプロの仕上がりに

では何を使うべきなのかと言えば、メリヤスをカットしたものです。
これを水に濡らし、軽く絞る。そしてワックスを付けて塗り伸ばす事で均一に塗りこむ事が出来るのです。この際、ハンドスプレー等で水を出しておくとよいでしょう。

また、一気に車全体に行うのではなく、ワンパネルずつ行う事です。完全に乾かないうちにメリヤスでふき取る事で素晴らしい仕上がりになります。多少面倒ではありますが、この方法ですとプロが行ったのではないかと思うような出来栄えになります。

メリヤスの紹介

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