コペンのドレスアップ

“軽ロードスター”として開発をされたコペンは、かなり特徴的なスタイルをしていた。フロント部分とリアデッキの分量が、あまり見た目では変わらないというスタイルをしていたのだ。低く、前と後の分量があまり変わらないというスタイルは、“ポルシェ”のミッドシップスポーツカーを連想してしまうのだが、事実結構アグレッシブなバージョンもあった。

こう言ったデザイン処理をされた車は、国産車では全くと言っていいほど見当たらないのではないだろうか。こう言ったデザイン性と、“軽ロードスター”と割り切ったコンセプトのためなのか、かなり固定ファンは多かったようだ。10年3か月のライフスパンで生産されたコペンの台数は、全モデルを合わせて66000台を超えたのだから、この手の車としてはかなり多い方だったとも言えるのではないだろうか。

そんなコペンも、残念ながら時の趨勢には逆らえずに、2012年をもって生産・販売ともに終了してしまった。なんとなく、車ファンとしては、心の中では“フィアット500”をライバルにできる車的な存在だったかもしれないだけに、かなり残念な気持ちになってしまったことは事実だ。少し、様々な意味で時間をおけば、またコペンのような車が別の形で現れるのかなと、心待ちにしていることも事実だし、同じ考えを持つ同好の士もたくさんおられると信じている。ぜひ、メーカーには再びコペンの夢を、ファンに与えていただきたいと思う。

コペンの外寸は軽らしく全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,245mm、重量800~840kgとなっている。全高が低いのはコペンの属性をよく現わしているし、最低地上高が105mmという数値も、この車の特徴をよくあらわしていることになると思う。この限られた外寸の中で、よくあのスタイルを表現できたなと、デザイナーの方々には敬意を表したくなる。

ボディーサイドにも余計なデザイン線を全く使わず、曲線を巧みに使ってフロムを演出していることは、現代の軽には見られない高度な手法だと言ってもいいのではないだろうか。逆に現代の車全般が見習うべきデザイン処理だとも言えるし、また是非見習ってほしいものだとも思う。

この特徴的なコペンなのだが、いったん自分のものにするとどうしても“もっと手を入れて、自分らしさを出したい”と思わせてくれる車なので、最終的にはやはりエアロパーツのお世話になるしかないだろう。

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コペンほど特徴的な車には、はたしてイメージアップをしてくれそうなエアロパーツがあるのかな、と思って調べてみると、これが結構な数で製品がラインナップされているので、嬉しくなった。

しかし、各メーカーでデザインコンセプトがちがうため、メーカーの数だけ仕上がりイメージがあると考えた方がよく、選択肢が多くて困る現象になってしまったようだ。

だが、どんなに選択肢があったとしても、自分が選ぶべきなのはひとつしかないのだから、しっかり画像チェックから作業を始めなくてはいけない。ドレスアップの怖いところは、失敗が即他人の目にも判ってしまうところで、カスタマイズやチューニングのように、多少の失敗はあとからセッティングの変更や、パーツの追加をすれば何とかなるというものではないところだろう。そうもいかない場合もあるのだが、そのときだって自分さえ我慢していれば、失敗が他人にばれるリスクは非常に少ない。したがって、金銭的に余裕ができたら、また変えることで消化できることになるが、ドレスアップはそうはいかないのだから、しっかり画像チェックをしなくてはいけない。

画像チェックなのだが、資料的には“自動車雑誌”の広告や特集記事、あとはネット上で検索することで入手できる。自動車雑誌記事などは、“コペンのドレスアップ”や“エアロパーツ”の特集をしたバックナンバーを、出版社に問い合わせて送ってもらいうことができるはずなので、なるべく多くの雑誌を見て検討した方がよい。ネット上の画像は、大半がメーカーやショップのHPなので、一番よく見えるアングルが多い。雑誌の場合はカット数が多いので、必ずしもベストアングルばかりとは限らないので、チェックはし易い。

こうして候補が決まったら、次は取扱ショップをやはり雑誌やネット検索で探すことになる。ショップの候補が決まれば、次には実際にショップに出向いて、スタッフさんとコミニュケーションをとってみるべきだろう。良好なコミニュケーションがとれるようなら、あとあとで非常に頼りにできる存在になってくれるはずだ。

たとえば、計らずも大切なエアロを壊してしまった時に、どこで直してくれるのか、費用はいくらぐらいかかるのか、それならパーツ交換をしたほうがベターな選択なのか、等の相談や、新しいエンジンパーツの評価なども教えてくれるから本当に心強い。

そして、必ずと言っていいほどやっておくべきことが“現車チェック”だろう。ショップにデモカーがあればそれを、もしなければ他の顧客の入庫を教えてもらって、それをチェックするべきだ。

現車チェックのいいところは、パーツ自体のクオリティー、取り付けの技術、そして一番大切なのは画像とのイメージの乖離だ。これはどんなに画像チェックをしても、イメージの乖離が避けられないときがあるので、ぜひやっておきたい作業になると思う。

こうしてエアロでキメたら、タイヤとホイールも替えたい。インチアップホイールに、扁平率を示す数字の小さい、厚みの少ないタイヤをセットして履かせたい。大口径になったホイールの開口部から覗くキャリパーだが、交換してブランドカラーになっていればそれでもいいが、もしストックのままなら、ボディーカラーとコーディネートしたカラーリングをしてみたい。あとは、ローターをスリット入りなどに変えると、かなり迫力が出る。

最後にインテリアなのだが、シートをバケットタイプのスポーツシートにしておきたい。実効性の面からもお勧めしておきたい。そしれ、しっかりとした強度を持つ素材でできた、滑り止め機能の付いたスポーツペダルに交換しておけば、かなりスパルタンな感じに仕上げることができる。

これで、自分だけのコペンが出来上がったと思う。

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