ビーゴのカスタム

“ビーゴ”は2006年1月に市場に投入されたダイハツの小型車だ。事実上は“テリオス”の後継車種と言うことになる。姉妹車種と言うのか、OEM供給のよってトヨタからは“テリオス”として販売をされていることは、広く知られているところだろう。

このクラスと言うよりも、現代の車には珍しくラダーフレームを持つ構造になっている。ただし“ビルトインラダーフレーム構造”というシステムを取っていて、いわゆるモノコックボディーに梯子型のフレームを一体化させた構造になっているので、いわゆる“ラダーフレーム”タイプとは少し違うことにはなるのだ。たぶん狙いとしては、軽量化を図ったうえでボディー剛性を確保することにあるのかもしれない。

車のタイプとしては“SUV”のカテゴリーに入っているので、最低地上高も180mm~200mmという数値を持っているので、外見的にもすぐにそれと判別の付くスタイルをしている。

最近と言うのか、現行のモデルにしては珍しく“FR”ベースになっていて、その上で“4WD”の設定がある。何となく“スカイラインR32GTR”を思い出してしまう。

このビーゴの外寸は、全長4,005mm、全幅1,695mm、全高1,690mm~1,705mm、重量1,160kg~1,200kgという数値に収まっている。FFなら判るのだが4WDにしては軽いかなと思える印象がある。

サスペンションはフロントがマクファーゾンストラットで、リアは5リンクというレイアウトを採用している。ミッションは5速M/Tと4速/ATが選べるようになっていた。

エンジンは3SZ-VE型 1.495L 直4 DOHC DVVT、EFI、109PS/6000rpm ・14.4kg-m/4400rpmの一機種のみとなっている。リッターあたりの馬力に換算にすると72ph程度なので、そう高い水準とはいえないのだが、パワーウエイトレシオとしては11kg/ps という数値になるので、悪いというほどの低い数値にもならない。ちょっと低めな数値程度の値と言うことになるのだろう。

こう言ったデーターを見る限りにおいて、特殊なことは何一つ見当たらないのだが、実際の走りの部分においてはどうなのだろうかと、様々に資料を見てみると、人によって評価は割れるということが判る。あくまでも、“個人の評価”にすぎないと思ってはいけないので、ユーザーの代表意見なのかなと思う。

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街中での細かい突き上げや、振動もよく抑え込まれていて回転半径が小さいせいもあるためなのか、非常に好評な部分もある。高速での巡航にも問題はなく、レーンチェンジ後の収束も全くスムーズにこなせるから、安心感は高いようだ。

ワインディングに入ってからも、普通よりも少しだけ早いペースで走っている分には全く問題はなく、ステアリングに対する追随性もよく、旋回軌道が大きくなることもないという、割合にニュートラルでドライバーに忠実な印象をあたえてくれる車だという評価は多い。しかし、ちょっと飛ばし気味に走ると、旋回軌道が膨らんだりハードブレーキングのときにフロントの挙動が怪しくなったりするという評価もあることは事実なのだ。

パワー的には4000RPMあたりまでは少し不満が残り、なんとなく“リッターカー”程度のパワートルクしか感じられないという評価が多いようだ。

あとはブレーキなのだが、すこし熱くなるとタッチが甘くなるという、困った評価もあった。これは何とかしないと危ないことになりかねないのかなと、やや危惧する部分でもある。

このような部分をテーマにして、カスタマイズという強化対策をしてみたいと思う。

まず、どんな車でもそうなのだがワインディングでのパフォーマンスを上げるということは、その車の使用範囲全域でのパフォーマンスが高まることを意味しているので、ここを重点的に考えていきたいと思う。

サスペンションをキットで交換してしまうことが一番手っ取り早いので、製品を探すと結構なラインナップがあり、選択肢に困ることはないはずだ。ただしセッティングとしては、バネレートをあまり高めずにダンパーに責任を負わせた方が、粘りのあるしなやかな足周りになると思う。あとは、スタビライザーの強化も必要だと思う。
また車の性格上ブッシュを強化して、サスペンションの位置決めをしっかりすることまでは必要はないと思う。

このサスペンションの交換をするタイミングで、ボディーの補強をやってしまうと二度手間が避けられる。アンダーフローの前後を補強して、それでも不足を感じるのであればストラットタワーバーを追加しておけば、かなり剛性は高まると思う。
特にハードブレーキング時に起こる、フロントの怪しい挙動や、コーナリング時に起こる旋回軌道が大きくなる度合は、かなり軽減されることになるので、結構感動的な効果を産んでくれるはずだ。

ブレーキはどうしても仕方のない部分なので、対向4ポッドの高剛性キャリパーを奢り、耐フェード性の高いパッドに替えて、フルードも高沸点タイプのものに交換したい。さらに、ブレーキホースをステンレスメッシュなどで補強をしたものに替えれば、長いワインディングの下りで、連続使用をしてもそう簡単には顎を出さない仕様にすることが可能になる。

あとはエンジンなのだが、正直にいってややパワー不足の感があるようだ。
これは常套手段なのだが、吸排気系の高効率化を図ってから、改めてその仕様に合うように燃調を取る意味と、PCでいう空き領域を使って全回転域で、パワートルクの厚みを増すことをすれば体感できる程度のパワートルクの向上をすることはできる。そのためには、ロムの書き換えをすればいいので、案外簡単にできることなのだ。

ここまでやっておけば、かなり使いやすく、またそこそこ速く走れる車にすることはできる。ワインディングでは、スポーティーカーにもそう簡単には負けない車にもなったと思う。

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