ドライビングポジションの取り方と重要性

 よく“レーシングテクニック”と言う言葉や文字を、耳にしたり目にしたりすることがあると思う。
 しかし実際にはさほど特殊なものではないと言うことを、ここではご理解いただき、実際に役立てていただきたいと思う。
 運転の基本は、ステアリング操作とペダルの操作、そして周囲の状況を確認する見張りだと思っていただきたい。
 細かくクランクを曲がるときには、目線をどこに云々等と言ったことは、教習所での話である。教習所で免許を取ることは、運転の練習が出来る資格を持ったと理解していただき、更にその上の段階でのお話をしていきたい。

 まずは前述の通りに、ステアリングの操作とペダル操作、そして見張りについて何が一番大切かと言うことを考えていきたいと思う。
 答えは“ドライビングポジション”にあると考えていただきたい。
 よく見かけるリラックスしすぎのポジション、バックレストを倒し気味にして、シートを割合に後ろに下げた状態で、両腕はやや伸び気味のポジジョン。
 この状態で、突然雪が降りだしていきなりスリッピーな路面に遭遇したとしよう。
 この時にこのポジションで運転をしていて、突然テールが流れたときに、どう対処できるだろうか。
 バックレストから身体を話し気味にして、ステアリングと腕の位置関係を無意識に調整していることだと思う。そうしなければ、正確で素早いステアリングの操作は出来ないからだ。
 また、足が伸びていると、微妙なブレーキ操作、微妙なスロットル操作にも影響が出る。したがって、的確なブレーキングやスロットルワークが出来るとは限らない。

スポンサーリンク

 車と路面の関係を、情報として伝えてくれる一番の情報源はシートだ。
 したがって、常にシートと体は密接に繋がっていなければならない。とくに、緊急時ほどシートから伝わる情報は大切だと言える。
 この為に必要なポジションが、正しいポジションだと言える。
 レースシーンを撮った画像を見るとよく判ると思うが、フォーミュラであろうがツーリングカーであろうが、またラリーシーンであろうが、一様にドライバーとステアリングの位置はけっこう近い事が判るだろう。
 これはシートとからの情報を以下に的確に掴むか、また、いかに的確にステアリング操作が出来るかと言うことから来ている。
 また、シートのホールド性を完全に引き出し、身体をシートに預けることによって的確に様々な操作が出来るかということを目的にしているからだ。
 身体をシートに預けることによって、神経を操作に集中出来るため、疲れも少ない。

 ここまでは理解していただけただろうか。
 では具体的にはどのようにポジションを取るか、と言うことを述べてみたい。
 まずはいつも通りのポジションでステアリングの一番上を掴んでいただきたい。この時に肱が軽く曲がる程度であれば問題はないが、深く曲がり過ぎていたり(女性にけっこうおおい)、肱が伸びていたりしたら、軽く曲がる(30度前後でよい)位置までシートを前進させる。この時、バックレストはまだいじらない。
 その位置でペダルを操作してみる。この時に膝がステアリングポストにあたるようなら、シートを必要最小限下後退させる。そして、ステアリングと肱の関係を調整するために、バックレストを必要なだけ立てる。
 かなりアップライトなポジションになるため、慣れないうち窮屈に感じるかも知れないが、慣れてしまえば操作が楽になり、路面からの情報をシートを通して充分に感じることが出来るようになる。
 このポジションになれると、シートに身体を完全に預けられることによって、シート本来のホールド性を発揮させることが出来る。そのため、コーナリングの度に余計な筋力を使うことがなくなるので、長距離やワインディングロードを走ったときに、意外に疲れないと言うことがお判りになると思う。
 欠点とは言えるようなものではないが、ミラーと目の位置関係が近くなるので、遠いポジションを取っていた時よりも、後方確認のときには首を動かすことになるので、注意していただきたい。むしろ逆に考えれば、それだけ確実にミラーを見ることにもなるので、かえってよいかもしれない。
 是非、一度試していただきたい。

スポンサーリンク


Gooが提供する車検取次サービス

車検の依頼・相談

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加