プラグの果たす役割とメンテナンス

点火プラグの点検

点火プラグはなかなか目にする機会のないパーツです。その理由として、大よその目安として「100,000km交換不要」と言われている点だろう。自動車の寿命が100,000kmと言われているため、言い換えれば点火プラグを変える機会そのものがないとも言える。

だがこれもよくよく考慮すべきだ。100,000kmと銘打たれているのはあくまでも「良い状態の走行での100,000km」であって、日常生活のようにストップ&ゴーを繰り返しているのではなく、良い状態での100,000kmであろう事は容易に想像がつく。

つまりは100,000km交換不要という言葉も真に受けるのではなく、定期的にメンテナンスを行うべきだろう。だが最近の自動車はこの点火プラグを抜く事が大変な作業でもある。
 

スポンサーリンク

エンジン内で混合気に火をつけるのが点火プラグ

そもそも点火プラグにはどのような役割があるのかと言うと、簡単に言えばエンジンの中での点火を担当している。エンジンは吸気・点火・燃焼・排気。これが基本になるが、点火プラグは点火の部分を担っているパーツという事になる。

幾らエンジンをチューンしても、高価なECUや燃調コントローラーで混合気の比率を、理論空燃費の1:14.7に合わせたとしても、最後の最後でプラグがいい働きをしない限りは、このよい燃焼を生み出す事が出来ない。

一方で、プラグを交換しても自動車の基本スペックに何かしら変更がある訳ではないから必要ないだろうとの声もあるが、これはいささか屁理屈と言えるだろう。

プラグに起因するトラブルは意外と多い

点火プラグはとても大切なパーツだ。そのためか、トラブルも多い。エンジントラブルとまでは行かないまでも何となく自動車の調子が悪い。そのように感じる時は得てして点火プラグに起因したトラブルの可能性も多い。

エンジンの基本でもある点火を担当している以上、何かあればエンジンとてその実力を発揮する事は出来ないのだから、この理屈も決しておかしな事ではないだろう。

プラグの熱価

プラグには「熱価」と呼ばれる数字がある。低熱価タイプのものから高熱価タイプのものまであるのだが、数字が小さい程低熱価という事になる。

高熱化タイプの場合、碍子脚部がなあ額なっているおかげで火炎に晒される表面積が大きく、熱の放出や発散を受け持つ機能が小さいために中心電極の温度が下がりにくいという特徴を持っている。低熱価の場合はこの逆と考えてよいだろう。

点火プラグは使用するにあたり、下限温度と上限温度がある。これらの温度にも意味があり、下限温度以下だと電極にカーボンが溜まってしまい、着火しづらくなってしまう。一方、上限温度を超えると電極の溶損が起き、破損等を引き起こす事にもなりかねない。結果、エンジンが綺麗に回らなくなってしまうのだ。

つまり低回転走行であれば低熱価タイプ、高回転であれば高熱価タイプの物を使うのがベターである。

電極がキツネ色に焼けているのがベスト

点火プラグは電極が綺麗なキツネ色になっている状態ともいえる。揚げ物を揚げた時に似ている色がベストと考えて良いだろう。

だが黒くなってくると電極にカーボンが付いている状態だろう。昔の車であればワイヤーブラシ等でカーボンを落とすのも出来たが、現代の自動車であれば交換してしまった方が安全だろう。

カーボンがついている状態というのは、放熱性に関して問題が生じているのだから、ベストといは言えない。だがキツネ色ではあっても白っぽくなっている場合は焼過ぎの可能性もある。この場合はむしろ危険な状態と言って良いだろう。

この場合は熱価を上げるべきだ。そのような状態で使用し続けると、点火プラグが機能しなくなる可能性があるだけではなく、燃焼室に破損した物が落下してしまうケースも考えられる。

このような事もあるので、点火プラグは「たかが点火プラグ」だとは思わず、たまには燃焼状態を確認する事が求められる。

エンジンの健康診断基準の大きな要素となっているのだから、しっかりとチェックすべきだろう。


Gooが提供する車検取次サービス

車検の依頼・相談

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加