CR-Zのメンテナンス

CR-XのIMAと呼ばれるハイブリッドシステムは、やはりこれを起動させるためには動力以外のバッテリーから、システムをコントロールしているコンピューターに電源を供給して、コンピューターが起動しなければ全く何の反応もしないようになっているようだ。

CR-Z

なぜ、駆動用のバッテリーで全てを賄わないのかと言えば、144Vと言う高圧電流を普段は遮断しておかなくては安全性の問題があるからだと言う。
従って、他のハイブリッドシステムと同じように、いわゆる補器バッテリーと呼ばれる12Vのバッテリーで、システムを起動させる必要があるのだ。
補器バッテリーはあくまでもシステムの起動用なので、大容量を必要とするセルモーターに電源を供給する必要性はないところは、プリウス等と同じだ。
従って、この補器バッテリーは一般的なエンジンドライブシステムの車と比べて、相当に小さい。
プリウスの場合、トランクルームに収められるため、充電時に発生する水素ガスを車外に排出する機能を持たせているが、CR-Zの場合はエンジンルームに収められるためにこのような機能は必要はない。
また、起動に必要とする容量が小さいために、補器バッテリーがかなり弱っていたとしても、ドライバーはそのことに気がつかない事が殆どなのだ。
システムが起動すれば、後は駆動用のバッテリーが全てを賄うし、駆動用のバッテリーから充電されるので、本当に補器バッテリーの状態に気遣う事は事実上皆無になってしまう。
ここが先ずはメンテナンスの肝になると言える。
補器バッテリーの状態は、常に把握しておかなくてはならないので、点検に入れたときだけではなくもっと短いスパンで、バッテリーの状態を把握しておくことが必要になるだろう。
なにしろ、補器バッテリーが空になってしまえば何もできず、外部から電源を供給しない限りはタイヤを動かすことはできないのだから。
また、駆動用のバッテリーはメーカーでは11万Kmまでを保証しているようなので、あまり神経を使うことはないだろうと思う。

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エンジン周り

次にエンジンの使用状況を考えてみたい。
各モードでエンジンとモーターの使用状況を検証してみると、
発進時:エンジンオン・モーターオン
加速時:エンジンオン・モーターオン
中高速巡航時;エンジンオン・モーターオフ
低速巡航時:エンジンオフ・モーターオン
減速・制動時:エンジンオフ・モーターオフ
停車時:エンジンオフ・モーターオフ
と言うようなエンジンの使用状況になる。

これをみると、エンジンが止まっているのは低速巡航時、減速・制動時、停車時のみであることが判る。つまり、パワーが必要なシーンでは、普通の車と同じようにエンジンは働いていると言うことになる。
ここで問題になるのは、ハイブリッドカー=エコカーである必要性なのだ。つまり、これだけエンジンをガンガン回しているにも関わらず、エコでなければならないという、かなり高いハードルが問題になるわけだ。
これを達成するために、エンジン自体にも専用のチューンがなされているし、モーターが併用されているために燃料の消費を抑えることも可能になっているため、エコカーとしての目的を達成しているわけだ。
ここで注目して行かなければならないのは、オイルだろう。エコである以上、エンジン内部の抵抗は絶対的に減らしていかなければならない。したがって、オイルも思い切り粘度の低いものを指定しているわけだ。
真夏の酷暑の時など、一体本当にオイルがエンジンを守ってくれているのだろうか、と感じてしまうわけだし。実際にどうなのかはべつにして、真夏の時期にはオイルの粘度を上げた方がよいかも知れないし、ハイブリッドのチューニングカー用の、特殊なオイルもあるのでそれを使った方がよいと思う。しかも、メーカーの推奨している交換スパンよりは、短いスパンでの交換をお勧めしたい。
各ギアオイルも同じように、短いスパンでの交換をお勧めしたい。

不凍液などの液体類

後は、LLCやブレーキフルードも状態を常に把握しておくべきだ。LLCに濁りが発生していれば、オイルの混入が疑われるわけだし、何か錆びのような異物が混入していれば、水路に何かが起こっている事を疑うべきことになる。
また、ブレーキフルードは、他のオイルに比べれば吸湿性が高く、濁っている場合には水分の含有量が多くなっていることを示している。このばあい、ブレーキフルードの沸点はかなり下がってしまうため、泡が発生してしまいブレーキが効かなくなることを予測するべきだ。また、量が減っている場合には、漏れとパッドの減りを疑うべきことだ。
車の液体は、各部の健康状態を守り、各部の健康状態を伝えてくれる重要な情報源であることを、再認識していきたい。

各部のベルト

最後はベルトだ。
各部のベルトがしっかりと機能していなければ、ハイブリッド車だろうとなんだろうと、息の根を止められてしまうことになる。
外見の目視点検による、傷や罅割れ等を定期的に点検しておきたい。
もちろん、張り具合の点検も忘れずに行いたい。
こうして見ると、通常の車とあまりポイントは変わらないことになる。
しかし、補器バッテリーがある意味では、ほんとに大切な項目になっていることを、最後に再認識して、CR-Zをノントラブルで楽しんでいきたい。

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