オイルエレメントの役割とメンテナンスの重要性

エンジンのオイルには結構拘る人達でも、意外にオイルエレメントに拘りを持つ人はあまりいないようだ。
オイルエレメントと言うパーツは、結構重要な役割を果たしている。
エンジンオイルはその役割上エンジン内部を隈なく駆け巡り、摺動部分の潤滑・エンジン内部の清浄化・発熱した部分のクールダウン等などの役割を受け持っている。
そのため必然的に、金属の切り粉・カーボンなどの燃えカス・微細なスラッジなどを運んで来てしまうことになるわけだ。
しかし、そのまま循環させてしまえば、それらの好ましくない物質を再度エンジン各部に運んでしまい、結果的にエンジンに悪影響を与えることになるわけだ。
これらの好ましくない大小の物質を濾過して、クリーンなオイルにしてから再循環させることが、オイルエレメントの大切な役割なのだ。

この地味で目立たない存在だが、大切な役割を果たしているオイルエレメントと言うものは、結構様々なタイプが出まわっている。
大まかに分類をすると3つになる。1番目は“純正品で”、これには説明が要らないと思う。2番目は“サブ純正品”としておき、これは少々ややこしい。いくつかあるこのタイプの中でも、トヨタの“ドライブジョイ”といブランド?が結構知られているかもしれない。トヨタ車以外のラインナップもあり、価格も安い。ただ安いだけではなく、内部構造もコストダウンのために若干変えられているが、フィルター部の材質に変化はなく濾過性能は同じだと思われる。
そして3番目はいわゆる“社外品”と呼ばれるものだ。これにも幾つかのタイプがある。
初めに“廉価版”で、100分率の数字は解らなにが、かなりの数になると思われる。次に多いと思われるのは性能重視の“スポーツタイプ”で、次はスポーツタイプとほぼ同じぐらいの数を占める、オイルメーカーが出している自社ブランドの“OEM”製品がある。このOEMは、かなり細かいゴミを(1μ~20μ)までをキャッチ出来ると言う優れ物らしい。

だいたい、以上のような分類があり、これにメーカーの数を掛けると大変な数になるわけだ。
では、いったいどのような製品を選べばよいのか、という問題になってくるわけだ。
絶対とは言わないが、相当に信頼性が高いのは純正品で、その次がサブと言うことになりそうだ。何故かと言えば、自動車メーカーは自社のエンジンに必要な条件は充分に承知しているし、その条件下において必要な性能をオイルエレメントに求めて、製品の開発を進めていたわけだからだ。サブは勿論その直下にあるわけであり、信頼性は高いと言える。
また、一歩ではスポーツエレメントに照準を合わせたくもなる。
これらの製品群は、極端な連続高回転と言う条件下でも、その高圧に耐えられるように、フィルターにバックネットを噛ませたりという具合に、強度を上げた対策を施し、しかも必要にして充分な濾過機能をそなえているからだ。
そう考えると、スポーツフィルターもかなり魅力的ではある。
スポーツフィルターについては、充分な情報はその世界の中ではあるのだろうが、一般的には伝わってこない。
極端に言えば、レースで使われているものに関しては、あまり問題がないと思ってもよいのではないだろうか。

オイルエレメントを選ぶときに最大限重要視をしていただきたいのは、濾過するエレメントがどの程度の大きさのゴミまで拾おうとしているのか、と言う問題だ。
あまりにも細かいゴミまでを濾過しようとしたばあい、通常の状態ではエレメントが目詰まりを起こしてしまい、バイパスバルブを通ったオイルは無濾過の状態でエンジンを駆け巡るkとになる。
従って、あまり細かい濾紙を使ったものは、やや敬遠気味に考えた方がよい。
この現象は、オイルエレメントを無交換で使用した場合にも起こりえる。実際、知り合いの女性が10万Km程度をエレメント無交換で走ってしまい、極端なパワーダウンに見舞われてディラーに点検にだした。その結果、通常の6倍程度の摺動部分の摩耗がみられたと言うとだった。
ちなみにエレメントの交換時期は、オイル交換をメーカーの指定どおりに守るのならば“オイル交換と同時”といことにした方がよい。そうではなくて、3~5000Kmでオイル交換をするのであれば、オイル交換2回めで交換をすることがのぞましい。
しかし、最近は高度濾過エレメントが登場していて、トラスコなどいくつかのぶらんどが市場に出まわり始めた。
また、船舶などに採用されている“超長期間オイル無交換”を謳ったエレメントも出始めているようだ。
気になる方は、メーカーに直接問い合わせをしてご覧になるとよいだろう。
ご自分の車の性格と、ドライビングパターンにより、エレメントを上手く選んでいただきたい。

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