AZオフロードのメンテナンス

AZオフロードという車は、その成り立ち自体が特殊と言えば特殊だと言える。
現代の車には珍しく、モノコック構造ではなく単独のフレームを持ち、その上にボディーを載せているということ自体が、ある意味では特殊であるからだ。
そして、軽の枠には珍しいオフローダーとしての評価があることも、やはり珍しいと言えるのではないだろうか。
そして、オフローダー故の特殊事情も、やはり持ち合わせていることには違いはなく、しかし、この事情が絶対的なメンテナンスの肝になるのかと言えば、必ずしもそうではないようだから、ややこしいかもしれない。

スポンサーリンク

では、どこに注目をしてメンテナンスをしていけばよいのか、ということになる。
メンテナンスの肝として、一番肝心なのは車の使い方ではないだろうか。完全にオフローダーとして、道なき道をガンガン走ったりすれば、かなり特殊なそれなりカスタマイズがなされているはずなので、これはDIYを中心にして、できないことはプロショップにお任せ(ディラーではやってくれないことも結構あるから)するほかに選択肢はなさそうだ。
しかし、別項のカスタマイズでは、完全にオフローダーとしての仕上げを狙っていたわけではないので、その線に沿ってと、ストック状態に沿ってのメンテナンスとして考えていく事にしたいと思う。

この車のパワートレーンを見てみると、エンジンは軽枠の660ccながらターボで武装しており、64PHを発生している。しかし、高回転型なのかと言えばそうでもなく、高回転まで回るが、軽の枠である660ccのパワー不足をカバーするためにターボを付けたと言う感じで、特に低速域での粘り強さを残していることはオフローダーとしての特性なのだろう。
ただし、加速時には高回転までしっかり回ってくれるし、軽故に、加速時には高回転を多用しなくてはならないことも事実だ。
また、ギアボックスはトランスファー形式になっているために、オイルをミッションとデフに分けることはできない。
パワートレーンのメンテナンスの肝は、この辺にあるのではないだろうか。

エンジンオイル

まずはターボエンジンで高回転を比較的多用する、と言う走行パターンであるが、これはかなりエンジンオイルに対しての負担は大きいと考えるべきことだと思われる。また、高速を巡航する際のエンジン回転数も、排気量の大きいものよりは圧倒的に高い回転数を使うことになり、加えてオフローダー故の低いギア比(特にファイナルレシオ)も、これに拍車をかけている傾向はある。
こうなると、エンジンやギアに関してはある意味で、スポーティーカーでサーキットを走り回る走行パターに近いものがありそうではないか。
したがって、エンジンオイルとギアオイルの交換サイクルには、充分に注意をしなければならないという事になるわけだ。できれば、エンジンオイルは3000Km毎に、エレメントはエンジンオイル交換2回に対して1回を目安にしたいと思う。また、ギアオイルに関してもトランスファーであり、デフとミッションのオイルを共用していて、高回転になりがちなため、5000Kmを目安にしたいと思うが、これもエンジンオイル2回交換に対して1回でも良いと思う。
この部分の液体管理を充分にやるとやらないでは、後あと、大きな差が出ることは経験上どんな車でも起こり得ることなので、しっかりと管理をしておくべきだと思う。

老いる添加剤

中・高回転常用対策として、新車時からオイル添加剤を使い続けることも良いかもしれない。
この場合、“1度使えば皮膜が出来るので〇万Kmは効果が続く”等というものは、その言葉を鵜呑みにしてはいけない。経験上、添加剤をいれた時の効果はたしかにあるが、額面通りに効果が続くことはなかった。飽くまでも、添加剤が入っている時だけの話になるからだ。
廉価でも、モリブデン系等の添加剤を、交換事に入れてやるほうがはるかに車にはよさそうだ。粘度指数が上がることを気にしなければSTPなども、なかなか保護能力はあるので、どれを使うのかといったことは、好みと何信じるかによって分かれるところだろう。
ただし、モリブデン系には相当な歴史があるし、STPはレースに使われていた実績もあるので、両方とも信頼性は高い。似たような製品もあるにはあるが、ここはひとつ歴史のある製品を選ぶことをお薦めしたい。また、プロショップの方が進めてくれる添加剤についても、試してみる価値はありそうだ。ショップが推奨するものには、それなりの効果がなければ、ショップの顔を潰すことになりかねないから、割合に安心は出来るからだ。

各液体とベルト

あとは例によって、ほかの液体全てとベルトだ。
Bフルードの濁り(水分混入の疑い)や減り(漏れ・パッドの減りの疑い)等、そしてMTの場合にはCフルードの減り(漏れ等の疑い)や、変色(品質低下)のチェックは欠かせないし、LLCの状態(濁り=オイル混入の疑い)や減り(シールド不良や、エンジンブロックにクラックなどの疑い)には充分注意をしたい。
あとはベルトの目視点検と、テンションの点検も忘れてはならない。もしも、ベルトが切れてしまったりすると、確実に走行不能に陥る場合が多いからだ。

ダストブーツ

そして、オフローダーならではというわけではないのだが、ダストブーツの破れには充分気をつけたい。ブーツが破れて、グリースが流出してしまい、潤滑不良を起こしてしまい、大変な目にあわないことに、充分に注意をすることだ。
このためには、駐車スペースの下を目指点検することだ。滴下したオイル痕があれば、それがどこの部位であろうと、まずは点検に出して、必要であれば修理を依頼しなければならないだろう。
このためには、日頃から止める位置と前後の位置に関しては、一定でなければならないことは言うまでもない。
常に、車の健康状態を把握して、対処していけば、消耗品の寿命がきて交換をしていく、といった作業を繰り返すことにはなるが、比較的安定したカーライフを楽しむことは可能だ。

スポンサーリンク


Gooが提供する車検取次サービス

車検の依頼・相談

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加