GTR-R35のチューニング

GTRという車、ノーマルのままでもかなりピュアなスポーツ性を持っていることから、一種フェラーリやポルシェに近い存在だと思ってもいい。

フェラーリやポルシェ等のチューンとは、その基本的な部分をいかしてさらにパフォーマンスをアップさせる事を目標にすることがおおい。思い切りパワーを上げても、しっかりとそれを吸収してしまうシャシー性能に裏打ちされていることは、GTRも全く同じだと言える。 
そんなGTRをフルチューンしてしまうと、やはりレーシングマシーン的な乗り物になってしまうこともしかたがないことだろう。

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ここでは、そろそろ一回目の車検も終わり、保証も切れるので何かチューンをしてみたいと思うオーナーもおられることだと思い、ちょっとしたチューン兼メンテナンス的な事から、かなりパワーアップを狙ってのエンジンチューンまで、少し幅を持たせて考えていきたい。

先ず、各部位全てのオイル交換をすることをお勧めする。エンジンについては、適宜オイル交換をされているとは思うが、その他の部位のフルードについては、無交換の方も多いと思うので、これを機会にやっていただきたいと思う。
この時にミッションのソレノイドバルブクリーングをすることを、ぜひお勧めしたい。ソレノイドバルブ自体には磁力があり、走行距離が増えるとこの周辺には鉄粉が纏わりついて、そのままにしておくと可動部分に傷がついてしまう事も珍しくはない。これは、ミッションの寿命や作動に悪影響をもたらし、いつの間にか“ヤレタ”車という感覚を作ってしまう原因になりかねないからだ。
この作業は簡単だとは言い切れずに、ミッションのオイルパンを外してから、内部のソレノイドバルブユニットを外してクリーニングをした後で組み立て、その後エア抜きをしてからっクラッチ調整をするといったように、一種のチューニングみたいな作業を強いられる。この、クラッチ調整をすることによって、各ギアのつながりがよくなり、静止状態からのフル加速時には、新車時を彷彿とさせる、或いは上回る体感性能を味わうことができる。まさに、一種のチューニングだと言える。

次には、やはり少しパワーを求めていきたくなる。先ずはエンジン本体や、ターボユニットに手を付けずに出来ることから始めるとよいだろう。
これには一般的に“コンピューターチューン”と言われる手法を取ればよい。
燃調・バルブタイミング・点火時期などを新たに書き換える事によって、スムースかつ力強い加速を手に入れることができる。また、クルーズコントロールの上限速度を上げる事も出来るので、お巡りさん御免なさいの世界のクルーズもたやすくなる事も事実だ。これによって得られるパワーは70~80ps程度まであると言われている。
これでは足りないと言う方は、ブースとアップの手法がある。
ノーマルのエンジンは、意図的にパワーを抑えていると言われているため、ブースとアップによりパワーを得やすい事は確かなようだ。この場合、タービンの直後とその後ろに各バンクごとにふたつ、計四つの触媒がついているのだが、これを社外品に変えて排圧を下げる必要があると言われている。そのうえで、コンピューターを再調整してブーストを上げる事が良い結果を得られることになるようだ。
これをやることにより、低速域から高速域まで淀みなくパワフルかつトルクフルな加速を得られることになる。これによって上積みされるパワーは120hp前後と言われるか、概ね600hp前後になるのだろう。

これ以上になると、タービンの交換やエンジン本体のチューンが必要になる。
ノーマルのままで600hp以上を出すと、街乗りや高速道路での走行程度ではせいぜいノーマルよりも寿命が短くなる程度だが、サーキットなどで攻めるとコンロッドが曲がる可能性があると言う意見を持つショップも幾つかあるので、事実なのだろう。
コンロッドが曲がってしまえば、その後はエンジンの底部を突き破る可能性もある訳で、笑えないことになってしまう。
また、タービンユニットを交換する時は、オイルクーラーやインタークーラーを容量の大きい物にしたり、ビッグスロットルに交換したりすることも必要になってくるから、かなり高額な費用は覚悟しなくてはいけない。
ここまでやると800~1000hp程度のパワーを絞りだすのではなく、普通に出してしまうと言うから、まさにモンスターなのだろう。
しかし、エンジンだけが先走ることにならないように、足回りとブレーキの強化も忘れないでやっていただきたいものだ。
また、メンテナンスはよりシビアになるため、ショップの提案はそのとおりに受け入れた方がよいと考えるべきだ。
パワーが上がるほど、エンジンルームには熱がこもり易くなるので、フロント周りのエアロの交換もしておきたいものだし、そうなるとバランス上サイドと、リアののでファイもしたくなるのは人情と言うものだ。
このモンスターを、ほどほどに扱い、上手く楽しむ事でGTRと長い付き合いをしていただきたいものだ。

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