ティーダラティオのカスタム

“ティーダラティオ”は、同じニッサンのハッチバックモデル“ラティオ”の派生車種で、廃番になった“サニー”の客層をカバーするかたちになっている。しかし、サニーの後継車種として、企画・開発をされたのではないと、ニッサンでは説明をしている。

開発のコンセプトとしては、これまでこのクラスにはなかった“上質なセダン”、ということのようだ。

このような背景をもって、初代ティーダラティオは2004年に発売を開始された。

コンパクトカーとして開発されているのでが、プラットフォームを“Bプラットフォームのロングホイールベース版”を採用した結果、なんとシーマよりも有効室内長が大きくなったというおまけがついている。

エンジンは1.5リッターと、1.8リッターのガソリンエンジンが用意され、駆動方式はFF/4WDが選べるようになっていた。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアはトーションビームを採用していた。平均的なコンパクトカーのレイアウトで、可不足のない足まわりだったようだ。

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現行モデルは2代目になっていて、2012年10月から初代より市場を受け継いでいる。ちなみにこのフルモデルチェンジによって、ハッチバックモデルは同社の“ノート”と競合するため廃番となって、ティーダブランドは市場から消えることになり、この2代目からはただ“ラティオ”、というネーミングになった。

そしてこの2代目からプラットフォームが変わり、4代目マーチと同じ新開発の“ニッサンVプラットフォーム”を採用している。さらに、徹底的な軽量化をはかり、先代に比べて約70kgの軽量化に成功して入ることと、空力をみなおしたボディーの効果でCd値は0.31という、すぐれた値になった。この結果燃費はJC08モードで22.6km/lという、低燃費を実現している。ちなみにこの燃費数値は“平成27年度+10%”を達成している。

国内仕様のエンジンは、HR12DE 1.2L ストレート3 DOHC 79psのみとなっている。3ボックスカーで3気筒モデル、ということは、“スズキ・フロンテ800”以来47年ぶりだと言う。

これを受ける駆動方式はFFで、サスペンションは先代同様に、フロントがマクファーソンストラットで、リアはトーションビームを採用している。

ラティオの外寸と重量は、全長4,425mm、全幅1,695mm、全高1,495mm、重量1,030~1,040kgとなっている。先代に比べて、全高がやや低くなったことが目を引く。

この車の走りの評価だが、街中で50km/h以下の速度域では、やや細かい凸凹を拾いやすく、何となく粗さが目立つと言う評価がある。指定空気圧は前輪側が230kPa、後輪側が210kPaとなっているから、転がり抵抗を減らす傾向にある“ミラージュ”などよりは、低めの設定になっている。それなのに、なぜか街中では硬く感じられると言うことだ。

しかし、新型ノートに比べれば、マイルドに仕上げられているようで、そこにはセダンとしての配慮があるのかもしれない。

高速では比較的ゴツゴツ感もなく、巡航時には安定感もあり、レーンチェンジ後の収束性もいい。走行音も気になる様なレベルではないので、それなりにリラックスして走れると言う評価が目立つ。

一歩ワインディングに踏み込むと、ステアリングを切り込んだ時に、ほんの少しだが反応に遅れを感じると言う評価がある。コーナリング自体はリアが比較的踏ん張るタイプで、トーションビームのスタビライザー効果が効いているようだ。

しかし、ちょっと飛ばし気味に走るとスタビリティーに不足を感じるし、ブレーキング時の挙動にも不満が残るようだ。

あとはお決まりのように、ブレーキのことを挙げるテスターが多い。

こんなことをテーマにして、カスタマイズというチューニングを考えたいと思う。

足まわり、ボディーの補強、ブレーキの強化、エンジンのライトチューンを考えてパーツを探すと、まずまずのラインナップが見つかった。

そこでまず、足まわりとボディーの補強から手をつけることにしたい。まずサスペンションキットなのだが、あまりバネレートを上げてしまうと、サーキット走行ぐらいのスピードが出ない限り、固すぎてポンポンと跳ねて、タイヤの接地面が路面を切ってしまい危険だ。対ロール対策をとるならダンパーとスタビライザーに任せて、しなやかな足まわりを作った方が、結果的に速く走ることができる。

そして、この足まわりを有効に働かせるために欠かせないのは、ボディーの補強だ。生産車の宿命とでもいえそうな弱点に、サブフレームとボディーの結合の弱さがある。これをしっかりと結合させることで、サスペンションの働きは確実に向上する。

このためには、リジッドカラーを入れることになるが、確実に効果を挙げてくれる。そのあとで、アンダーフロアーに補強材を入れて、フロントにストラットタワーバーを追加すれば、全く違った操縦安定性を確保できるようになる。例えて言うのなら“サスペンション付きのゴーカート”があれば、こんな感じかなというところか。

次にブレーキなのだがいくら軽量コンパクトだとはいっても、やはりストッピングパワー自体と、信頼性は強化しておくことにこしたことはない。

対向4ポッドの高剛性キャリパーを入れて、耐フェード性の高いパッド、それと高沸点タイプのフルードに交換をしておいてから、ステンレスメッシュなどで補強をしたラインを使えば、相当タフで強力なブレーキにすることは可能だ。

こうしておけば、連続したワインディングの長い下りでの使用にも、簡単には顎を出さなくなる。

最後にエンジンなのだがライトチューンの常套手段として、吸排気系の高効率化をしてから、燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにするために、ロムの書き換えをすればいい結果が出ると思う。

全回転域で、パワーとトルクに厚みが出るので、かなり体感ができるし使いやすいエンジンにすることもできる。

これで、結構走れるラティオにすることができたと思う。

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