オイルではない潤滑剤(エアコンのコンプレッサー)

今では車にエアコンは当たり前

 エアコンと言うものは“あって当たり前”、と言うような意識しかない方が殆どだと思う。事実、私自身も全く同じ感覚で、一年を通して車にのっていながら、充分にエアコンの恩恵に浴しているという事実があるのだ。

 エアコンにはコンプレッサーが使われているのですがコンプレッサーと言う機械は、エンジンの動力をプーリーからベルトで引っ張りだして使っているので、かなり辛い仕事をしていると考えていただいてよいだろう。

 こうなると、コンプレッサーの潤滑と言うことはどうなっているのか、といった疑問が湧いてくると思う。

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コンプレッサーの働きはかなりハード

 事実、コンプレッサーと言う機械は、思い切りハードな働きをさせられている。

 冷媒のガスを高圧で圧縮して、再度液体にすることがコンプレッサーの役割なのだが、言葉で考えるほど楽な仕事ではないのだ。

 高圧・高回転を要求されるところは、エンジンとにていて、違うところは超高温にはならないことだ。

 コンプレッサーの内部で燃焼が起きていれば、まさにエンジンと同じような環境になる。

 実はそのとおりで、コンプレッサーの仕組みは(車用)大きく分けて、“ローターリー”と“レシプロ”の2タイプに分けることができる。まるで、エンジンと同じだ。
 

コンプレッサーの潤滑

 しかし、その潤滑方法はかなり違う。
 今は環境保護のために全く使われることがなくなった、R12冷媒と言うフロン系の冷媒には優れた冷却効果と共になんと潤滑効果もあったのだ。

 しかし現代使われている冷媒には、潤滑効果はR12ほどは期待できないので、オイルを使っている。

 方法としては、エアコンガスと共に冷媒サイクルの中に混合して循環させている、というやり方を使っていることが多い。従って、純粋にオイルということは出来なだろう。

 事実、このエアコン用のオイルだけを交換することはできず、もしやるとすればガスを全部抜いて、新たにガスを入れると言う方法になるわけだ。

 従って、通常はエアコンのガス点検時に不足分を充填する程度なのだ。

エアコンは燃費にも影響する

 前述のようにエアコンのコンプレッサーは高圧・高回転での使用頻度が高いので、思っているよりは過酷な状況に置かれているわけだ。

 そのためにコンプレッサーを作動させると、燃費は20%程度悪化するとも言われている。この状況をなんとかする事によって、車自体のパフォーマンスをあげ、しかも燃費の向上を図り、環境に貢献することも必要だと思われる。

ガスの点検時にオイル添加剤を補充

 しかし、ガスとのバランスが大切であり、オイルだけの性能向上を図ることはできない。

 そのため、ガスを点検して不足している時にはガスを補充するのだが、その時にオイル添加剤を微量添加することが方法としては正しいと言われるゆえんだ。

 このように正しい使い方をして、コンプレッサーロックを防止して、滑らかな作動をさせることにより、車自体の性能をあげて、しかも環境に貢献できる素地を造ることができる訳だから、やらない手はないだろう。

 これを怠ると、コンプレッサーの焼き付きを起こしたり、作動不良による異音の原因をつくったり、と言うような重大なトラブルの要因になりえるのだ。

エアコンのコンプレッサー用添加剤

 どのような添加剤があるのかと言うことは、あまり知られてはいないがエンジンオイルの添加剤ほどではないのだが、結構な数が存在している。

 そんな中でも使い易いものとしては、冷媒一体型の添加剤だと思う。必要な本数を持ちこんで作業を頼み易いからだ。

DIY・自分でやるのは難しい

 ちなみに、これらの作業をDIYでやることは、絶対的に止めた方がよい。冷媒が大気中に漏れたりであるとか、様々環境に対することが多く、また専用工具や計器が必要だからだ。

 工具や計器がない状態でも、ガスの補充はできるのだが、百害あって一利なしという言葉がそのまま当てはまる。

 ガスの入れ過ぎは、コンプレッサーに対して“オーバーロード”を掛ける最大の要因になるから、適正な数値を確保する為にはやはり計器は必要不可欠な訳だ。

 よく、エアコンの効きが悪くなると素人判断でガスを補充したがるが、この時に冷媒一体型の添加剤を入れてしまうと、結果的にオイル量が増えることになる。この結果リキッドタンクの濾過による抵抗を増大させたり 、劣化してスラッジになったオイルや増粘したオイルによる冷媒の循環抵抗となってしまうことが懸念される。

 エアコンの効きが悪いと感じた場合、まずは低圧と高圧共に正常な場合もある。そのときには自分の体調を疑った方がいい場合もある。

 また圧力が正常でも、冷媒の通過する配管の通りが悪くなっている場合もあるので、一概にガスや添加剤を足すことで状況を緩和することができるとは考えない方がよい。

 エアコンの構造と言うものは結構単純なのだが、そのひとつひとつが持つ役割が単純明確であるがゆえに、こなせる仕事も決まった範囲だけになり、他のパーツがカバーしてくれると言うことは期待できない。

 常にとは言わないが、効きが悪くなった時などは、素人判断でガスや添加剤の補充をしないで、まずはプロの診断を仰ぐべき問題だと考えていただきたい。

 エアコンの保守をして、オールシーズンの快適性を確保していただきたいと思う。

エアコンコンプレッサーの紹介

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