エンジンオイル以外の油脂とは

摩擦を滑らかにする為のオイル

ここで言う「オイル」とは摺動部分に関しての物限定という事にしていきます。

一般的に潤滑というのは様々な種類がありますが、基本的には摩擦を滑らかにするものと考えて良いだろう。

だがその摩擦に関しても様々な種類があるので、それらも併せてお話していこうと思う。

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摩擦の種類

乾燥摩擦

乾燥摩擦はとても厄介なもので、焼き付きの原因でもある。修道部分に潤滑剤が無い状態だと金属同士がこすれあう事になる。これがどのような事かと言えば、金属同士のミクロな擬着が起きてしまう。

金属バット同士をこすり合わせるくらいでは何もないと思うかもしれない。だがエンジンは人間では生み出せないようなエネルギーが生じており、そのエネルギーで金属同士を摩擦させるのだ。もっともあってはならない状況と言えるだろう。

境界摩擦

これは物体の表面に吸着した潤滑成分によって表面が保護されている状態であって、決して悪い状態ではないものの、金属が加熱していたりすると大変な状況となってしまうので注意が必要だろう。

現代ではあまり言われなくなったが、かつてターボエンジンは停車後3分ほどアイドリングすべきとされていたのはこのためでもある。

流体摩擦

これは潤滑剤により、物体が一応の形ではあるものの完全に隔てられているおかげで摩擦抵抗は液体の粘性抵抗と一致してしまう状態でもある。

混合摩擦

これは単純に流体摩擦と境界摩擦の中間段階と考えてよいだろう。

潤滑剤の役割

潤滑剤は減摩もあるが、応力分散や密封、冷却といった特徴も持っている。冷却はグリースのようなゼリー状だったり、固体状態のものにはあまり期待できないため、流動していてそれなりの量が無いとあまり期待出来ないとされているのはそのためだ。

このため、摺動部分によって潤滑剤が決められている事もある。

一台の車に使用されているオイル

ではエンジンオイル以外にはどのようなオイルが使われているのか。

自動車には相対運動や摺動運動が数えきれないぐらいあるのだが、ジャンル分けして考えると実はそこまで多くはない事に気づかされるだろう。

高回転・高熱相対運動部分=ギア系統

高回転・高熱相対運動部分と言えばやはりギアー系統が挙げられる。トランスミッションやトランスファーの部分、デファレンシャルギアーも含まれるが、これらはかつては鉱物油が使用されているケースが多かったものの、近年ではせん断特性に優れている全合成オイルが使われるようにいなっている。

ギアオイルは高い接触面圧がかかる条件下でもギア表面の油膜を切れにくくするための極圧添加剤や耐摩耗添加剤が用いられているケースも多くみられる。

ギアオイルはオイルポンプから供給されるのではなんく、各ユニットのケースに一定量蓄えられており、そこにギアの一部が浸っているような状況となっている。そのため、ギアが動作した時にケース内にオイルが撒き散らされるような形となっている。

一方、トランスアクスルと呼ばれるトランスミッションとデファレンシャルギアが一体化したユニットですと、粘度指数が高いと走行性能にも影響が出るため、若干ではあるものの、粘度指数の低いオイルが使われている事が多いようだ。

高い性能が要求されるものの、エンジンオイルのように燃焼現場に近い場所での仕事はないため、ライフスパンはとても長い。
 

パワートレイン関係

パワートレインに関してはエンジンほどではないにせよ、高速で摺動する部分もあるため、プロペラシャフトやフロントのリアやアクスルだ。

これらの部分はグリースによる潤滑となっている。だが単にグリーズを充填すれば良いというものではなく、外部からの異物の侵入を防止し、グリースが流れ落ちるのを防ぐ「ダストブーツ」と呼ばれるカバーで覆われているケースが多い。

ここで注意すべき点としては、異音、そしてエンジン同様感覚的に捉える事が求められる。ジョイントの潤滑が不足している事で焼き付きを起こしてしまうケースもあるからだ。
 

補機類の摺動部分とドアー等開口部分

補器類やドアー開口部分も摩擦があるが、これらはエンジンのように性能が求められるような部位ではないため、単純にグリースを充填してあるだけのケースが多い。

仮にこれらの部分でトラブルが起きたとしても走行性には直接影響を及ぼすような部分ではないため、エンジン部分に比べればあまり意識する事もないかもしれないが、ドアが上手く開閉出来ないために力んだらドアが凹んだといったケースもあるようだ。

そのような事にならないよう、グリースの補給はしっかりと行っておくべきだろう。

概ね三種類のオイル周りもメンテナンスは欠かせない

このように、エンジン以外の油脂となると大きく分類すると三種類程度という事になるが、各部位共にメンテナスは欠かせないだろう。

自分自身の生命を預ける事になる自動車なのだから、異音や異臭があったらすぐにでも感じ取り、問題がありそうな時には早めに察知し、点検に持ち込むべきだろう。

自動車とは真摯に向き合う事が求められるという事だ。

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