レガシィツーリングワゴンのメンテナンス

レガシィーBM・BR型のワゴンに関する基本的なメンテナンスについては、セダンであるB4と全くに近いほど同じだと考えていただきたい。
液体関係やベルト関係等、全く変わりがないのだから、B4と全く同じであっても何の問題もないわけだ。
また、インプ等にも派生するダストブーツの破れに対する、融けたグリースの滴下痕の目視点検等についても、全く同じだと考えていただいて結構だと思う。
一点、違いをあげるとすれば、重いリアハッチを支えるダンパーの劣化に注意をしていただく事になるだろう。
他には全くと言っていいほど、何の違いもないと言っても過言ではない。
ここではちょっと嗜好を変えて、夏場や冬場の注意事項や、快適・安全に車を使う事の注意点などに、スペースを割いていきたいと思う。

スポンサーリンク

夏場に車を使う場合の注意点

先ずは夏場のシーズンで車を使う場合の注意点、と言ってもあたりまえのことから、普段見落としていることなどを思い返していただくために少し述べていきたいと思う。
真夏の要注意で、最近はあまり言われなくなったのだが“直射日光の恐怖”が挙げられる。直射日光により、社内の温度は70℃を超える事も珍しくはないし、ダッシュボード等、ガラス付近の温度上昇はそれを越えてくる。
長時間とまではいかない、炎天下の駐車で、ダッシュボードを触れないぐらいに熱くなっている事を経験した方も少なくはないだろう。こんなときに、ダッシュボードの上にタバコとライターを置いたらどうなるか、と言うリスクを考えていただきたい。JAFの実験では、100円ライターは思ったよりも堪えるが、最後には爆発に近い形で拭き飛び、周りに可燃物でもあれば、大変なことになりかねないと言うことを証明したTV番組があった。同様に、100円ライターが、シートのスライド部分に等入り込んでいた場合、ヤスリの部分とガスを出す部分が動いて、発火する事もあり得ると言うシーンも思いだす。発火に気がつかづ、燃え続けた場合を考えると、背中に寒気が走る。
他にも、缶の炭酸飲料をダッシュボードにおいた場合にも、簡単に爆発してしまった映像もあった。これは、燃えたりする訳ではないが、電装品の接点に水分が飲み物が入り、そのまま乾いてしまい、糖分が残ったりすればいい結果にはなりそうもない事は明白だ(ペットボトルの実験はなかったがあまり変わらない状況だと思われる)。
他にも考えれば、直射日光の恐怖は多々あるだろうし、命の保証がない事もあり得るから充分に注意が必要だろう。
他にも劣化したオイルを使い続けたり、目詰まりのし始めたエレメントを使い続けるなど、様々な事があるが、液体関係は要注意だろう。

それに、真夏特有の気象現象として、ここ数年“ゲリラ雷雨”があり、タイヤの半分以上が水没しそうな状況の場所を強行突破したときなど、その場での不具合を感じなくても、やはり点検に出しておいた方が、後あとのためには良いと思われる。
こうして見ると、結構要注意のシチュエーションがあるものだと、何となく怖くなりがちだが、通常の液体関係とベルト関係にプラスで、前述の事を考慮しておけばそう怖くはないだろうと思う。

冬に車を使う場合の注意点

逆に真冬はどうなんだろう。
東京など、極寒の地ではないところでは、他のシーズンとあまり変わらないだろう。
しかし、こう言った地域の人達が、いったん極寒の地にいくと思わぬトラブルに出会うことにもなるのだ。いわゆる、寒冷地仕様ではない車で極寒の地にいけば、思わぬトラブルが待ち受けている。
一番怖いのは、と言う順番をつけることはおかしいのだが、常識的に考えてタイヤに起因するトラブルと言うのか事故が怖い。スタッドレスを履いたからと言って、それで万能な訳はひとつもない。特にレガシィのような走破性の高い、いわば全天候型の車にとっては、少々の雪等には関係なく走ってしまう。走ってしまうからといっても、それは決して停まることを保証するわけではない。走行時には、優れた4WDシステムによって、急激なスロットルワークをしなければ、そこそこタイヤに上手くトルクを分配してくれるので、走ってしまうのだ。しかし、ブレーキングにおいてはその限りではない。
ブレーキングの場合には、さすがのスバル4WDシステムでも、この恩恵は殆どないからだ。したがってタイヤのグリップに、制動能力の殆どを委ねなければならないから、他の車と同じ能力しかないから要注意だ。
しかも、悪いことには、止まろうと意識をする直前までは、殆ど何事もなかったかのように、と言うよりは他の車が往生するようなシーンでも結構ガンガン走ってしまう。この為に、停まることについても、何となく根拠のない信頼感を持ってしまい、大変なことになりかねない。
裏を返せば、それだけスバルの4WDシステムの優秀性を表していることにもなり、さすがかつてはインプがWRCで3連覇を成し遂げただけの事はある。
しかし、本当に、この部分は要注意だから、肝に銘じていただきたいと思う。
自分も含めて、人の命に関わる問題が発生してしまってからでは遅いからだ。

他には液体関係とベルトについては、いつも通りに挙げることができるが、本当に極寒の地では、通常の場所では考えられないような“凍結”を招くことがあるので、出かける前には液体関係を寒冷地仕様に変更しておくことも、極めて重要だ。
もちろん、寒冷地仕様に変更したからと言って、もとの地域に戻った場合にまた変更をする必要もないのだから、とにかくやっておくことは重要かつ、必要案件だといえる。

スポンサーリンク