インプレッサWRXのチューニング

インプレッサWRXのような趣味性・スポーツ性の強い車は、生産車段階からすでに抜群の存在感があり、ノーマルのままでも充分以上に速く、走る・止まる・曲がると言う車の3要素を高い時限でまとめ上げている。
こういった車のチューニングは難しいと、まずはじめに考えておくべきだ。
一般的な車であれば、不足している部分をチューンして満足を得やすいのだが、WRXのような高性能車の場合、どこか一ケ所をいじると結構破綻に近い事が起きる。
一番やってはいけない事は“エンジン”だけをチューンすることだと、ここで断言しておく。これはよほどパワーレベルの低い車以外は、どんな車でもそうなのだが、エンジンパワーがたかまると、止まる・曲がるの2要素のバランスがとりきれなくなるからだ。
その結果、チューンしたエンジンにも関わらず、美味しいところとして“直線番長”を狙うことしかできなくなるのだ。

WRXの場合、チューニングのプロショップやSTIのようなメーカー系のパーツも、かなり豊富にそろっている。
また、STIバージョンのような生産車自体も存在している。まあ、こちらの場合には生産台数た少ないことや、かなり高価になることから、入手は難しいかもしれない。
それではどこから手を付ければよいのか、と言う問題から入っていくことにしたい。
それにはまず初めに、“最終到達点”をきめておくことが肝心だと思う。例えば、サーキット走行を主体にすることであるとか、ラリーに出場することが目的であるとか、街乗りに使いながら、休日にはサーキットを走りたい、等などの目標を決定しておくことが必要になる。
そうすれば、最終的にエンジンはどの程度のレベルまでチューンするから、足回りやブレーキ関係をどうするのかと言うように、それぞれの部所のチューニングレベルを決定できる。
もちろん、これはプロショップなどで相談して決定することをお勧めする。
WRXのプロショップは、かなり多く存在していて、それぞれに主張するところがあるので、雑誌やネット、またWRXのクラブに入会したりして、情報を集めて自分の希望に合うとおもわれるショップを探すことから始めるべきだろう。

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予算的な部分が許されるのであれば、一気に全てのチューニングをしてしまった方が時間的にも楽なのだが、そうもいかない場合が多いことだとおもう。
では、初めにどこから手を付ければよいのだろうか、と言うことが問題になるだろう。
こう言った部分でのチューニングで言われることは“先ず、足回り”と言うことが一般的だ。もちろんエンジンはまだノーマルなので、セッティングをあまり煮詰めることは、この時点では出来ない。
しかし、組み込んだサスキットのポテンシャルの高さは、充分に味わうことができる。この時にはまだブッシュ類をピローボール(pillow ball)正確にはスフェリカルジョイント(SPHERICAL JOINT)まで手をつけるかどうかなどは、ショップの人と相談をした方がよいと思う。これを入れると、かなり剛性は上がる事は確かだが、結構なノイズがすることが代償となるからだ。エンジンにまでチューンのてが入り、最終的にセッティングを決める時まで待つのか、サスを交換したのだからこれも一緒にやるべきなのか、意見の別れるところだ。
サスをやったら、次にはブレーキにいきたい。
サスのポテンシャルの高さに驚いたら、次にはブレーキをそっくりやりたいものだ。
よくキャパーをブレンボにしたり、ローターをインチアップしたりとか、単品での交換をやるのだが、やはりやるのなら細部に至るまでやりたいものだ。
ブレーキホースの剛性をあげて、ブレーキペダルのタッチまでもがチューニングの醍醐味になる。
いままででは考えられなかったストッピングパワーは、制動距離を思い切り短縮させてくれるので、サーキット等でのタイムアップには絶対に欠かせないものだ。
キャリパーも最近では6ポッドが主流になりつつあり、高額だが、その能力の高さはちょっとした驚きを与えてくれるだろう。

最後にエンジンだ。
そんなにパワーを求めないでもいいと言う場合には、サスをやる時にマフラーを交換しておけば、場合によっては10HP程度のパワーアップが出来る場合もあるの。
しかし、ここはひとつ全体のチューニングをしたいものだ。そして、この時には駆動系全体を見直してみたい。最近ではカーボン製の強化クラッチや、LSD等も出てきているので、ぜひショップの方と相談をしてみるといい。
エンジンを決めたら、ここからが始まりだと思っていただきたい。
最終的なセッティングを決めなくたはならないからだ。
操縦特性をアンダー・ニュートラル。オーバーのどこに振るのか、自分の癖に合わせてセッティングをしなくては、本来の味は出てこないからだ。
何回か、サーキットやラリーのSSになりそうなコースに行って、実際に走り込んでセッティングを決めたいものだ。
こうして出来上がったWRXは、世界で一台限りのスペシャルバージョンだと言える。
高い費用と、貴重な時間を費やして出来あがったスペシャルバージョン、愛情をもって維持し、次のステージを目指していただきたいと思う。

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