トレジアのカスタム

“トレジア”は2010年に、トヨタが製造している“ラクティス”をOEM供給で、“スバルブランド”として展開を始めた車になる。ジャンルとしては“5ドア・ミニトールワゴン”に分類されている車だ。したがってラクティスとは“姉妹車”の関係にある。

しかし設計段階から、スバルは技術者を送り込んで、設計・開発の一端を受け持ったと言うこともあるらしく、スバルブランドをある程度は、はじめから持っている車とも言えそうだ。

そんなわけなので、ラクティスのOEMといってもそこはスバルで、フロントフェンダーやボンネット、ヘッドライトからリアコンビネーションランプなどは、トレジア専用のものを使っている。そのために、かなり見た目のイメージはラクティスとは違う感じを受ける仕上がりになっている。

2012年にはSTIからトレジア専用のエアロパーツなども発売されていて、かなり気合いの入った展開をしているところは、ただのOEMではなく、何となく生粋のスバル車に対する扱いを感じることができる。

このエアロキットをつけたトレジアは、なかなか精悍なイメージになっていて、けっこう格好いいと思えるエクステリアに仕上がるので、興味のある方は、ドレスアップの材料として参考になさるといいかもしれない。

そんなトレジアの外寸と重量は、全長3,990mm、全幅1,695mm、全高1,585mm、重量1,090-1,170kgとなっている。

エンジンは国内用としては、1.3リッターと1.5リターのガソリンエンジンのみが用意されているが、海外用にはディーゼルも用意されている。

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サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアはトーションビームコイルスプリングを採用している。このクラスの車としては常識的なレイアウトになっている。パッソ等と同じレイアウトなので、接地性などはどうなのかなとも思う。

駆動方式はFF/4WDを選べるようになっている。

最近のトヨタ車は、車体の剛性感が高くなっていると言うのだが、スバルの持つ“高剛性ボディー”のイメージに、はたしてこのトレジアは溶け込むだけのボディー剛性を持っているのだろうか。そんな余計なことを少し考えてしまうのだが、実際のトレジアの走りの評価というもはどんなものなのだろう。

街中では全く問題もなく、細かい凸凹などから来る突き上げ感もよく抑え込まれていて、比較的上級な感じを受けるようだ。高速での巡航時のフラット感もそこそこで、レーンチェンジなども問題はないようだ。

ワインディングに入ると、ちょっと飛ばした程度では問題は出ないようだ。むしろ縮側が柔らかく、伸び側が強いので接地感はそこそこな感じを受けるという評価もある。気になるトーションビームがいい方に働き、一種のスタビライザー的な役割をしているようだと言う声もある。

次第に速度を上げていくと、やはり破たんとまではいかないが、ちょっと物足りない挙動をするようになると言う声が出てくることも、仕方がないのだろうか。

あとはブレーキなのだが、なぜか国産車のブレーキにはいわゆる“満足度”の高いものや、“高級感”のあるものが少ないと言いきってしまってもいいのかも知れない。自動車業界全体で、申し合わせでもしているのかと思ってしまうほど、どの車のブレーキも同じような評価から抜けさせないでいる。

こんなことをテーマにして、この車のカスタマイズということを考えていきたい。

やはり初めにやるべきことは、足回りの強化とボディーの補強になる。どんなパーツがあるかと調べると、結構な数の製品がそろっているので、選択肢は充分にあると思う。

まずサスペンションだが、オリジナルの特製を生かすことが重要なので、あまりガチガチに固めずにバネレートをどのぐらいにしたらいいのかを、ショップのスタッフさんと検討することをお勧めしたい。せいぜい、フロントを30%程度、リアを20%程度のアップでもいいかもしれない。

その分、ダンパーの減衰力を上げて、とくに伸び側の減衰力を強めてタイヤが路面を切らないようなセッティングをしたほうが、扱い易い車にできると思う。

ボディーの補強なのだが、市販車の宿命として挙げられるのは、サブフレームとボディーの締結度が高くないことだ。ここを強化することによって、本来のボディー剛性を確保できる。そのためにリジッドカラーを使うことをお勧めしたい。

どんな感じかというと、電車に乗ったときに吊皮につかまって揺られているのと、手摺につかまって肘を突っ張って揺られていいるのとの違いぐらい、ソリッド感のある車体にできる。

その次にアンダーフローに補強材を入れて、フロントにストラットタワーバーを追加しておくと、全く違う車になったような感覚を持つことができる。

あとはブレーキなのだが、対向4ポッドの高剛性キャリパーを奢り、耐フェード性の高いパッドを入れて、フルードを高沸点タイプのものに交換、さらにステンレスメッシュなどで補強をしてあるラインを入れてやると、かなり信頼と安心を勝ち取ることができる。

ワンディングでの長い連続した下りで、かなりハードに使っても顎を出す率はかなり少なくなるので、安心して頼ることができる。

エンジンはライトチューンにとどめておく方がいいと思う。吸排気系の高効率化を図ってから、燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにする意味で、ロムの書き換えをしておくといいと思う。

これで、結構速いトレジアが出来上がったことになる。

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