アルトのメンテナンス(HA25S/25V/35S型)

この車は基本的にはエコカーの部類にはいるものだと言える。
しかし、内燃機関を動力としている点では、他の非エコカーとまった同じであるわけだ。内燃機関である限り、基本的なメンテナンスにおいては、他の車とあまり大きな違いはないと思っても構わないだろう。
ただ、エンジンオイルがメーカーの推奨するものだと、何となく既成概念で捉えると頼りなく感じる事ぐらいなのだろうか。

しかし、この頼りなく感じる事は大切な事であって、ドライバーの感は確かな部分も多いから、この感に従ってのメンテナンスも悪くはないのではないだろうか。
低粘度のオイルがいけないと言う実証もないし、それによるトラブルと言う事も聞かないのかもしれないが、酷暑のシーズンには何となく頼りないかもしれない。また、異音とまではいかないのだが、各作動部分から出る音が変わったり、大きくなったりと言う話は良く聞く。
これは、作動部分に出来る油膜の性質であったり、厚みの問題によるからなのではないだろうか。寒い時期ではあまり気にならなかった、或いは感じなかった事例が酷暑のシーズンでは如実に感じられる事も多いだろう。
この感じられると言う事が、ドライバーの感になってくる訳で、実際にこの車の運行をしている人が感じることなのだから、やはり感はある意味では正しいと言えるのでは、と思うのだが、これにも科学的な裏付けはない。

とにかくエコカーに限らず、メーカー推奨値での交換を続けて行くと、保証期間が過ぎた頃からのフィールは、短期間でオイル交換をした車とはかなり違う事は確かだ。
従って、ここはドライバーの感によってのメンテナンスを重視しても良いのではないだろうか。
つまり、夏季を除いてはメーカー推奨のオイル粘度を守り、夏季には若干高い粘度のオイルを使うと言うような、臨機応変な対応をしてい行く事があってもいいのではないだろうか、と言うことだ。
6月~9月一杯は粘度の高いオイルを使い、それ以外の月は指定粘度のオイルを使うと言うようなやり方をすれば、ドライバーの感によるメンテになりえると思う。勿論、残暑が厳しく、10月に入っても真夏日が出るような時にはそれなりの対応も必要だろうから、長期予報を検討しながらの事にはなると思う。
しかし、粘度の高いオイルを使ったからと言って、特別にトラブルが出るとは思えない。もっとも、極端に高い粘度のオイルを使えば、それは判らないのだが。
もしかしたら、この手のエンジンの油路が狭かったりした場合、オイルが柔らかくなるまでの間、潤滑が上手くいかない事も考えられるからだ。
極端に高い粘度のオイルを使うことは、避けた方がよさそうだ。気になるのであれば、どの程度の粘度までならトラブルを起こさないのかと言うことを、ディーラー経由で確認しておけば問題は起こらないだろう。

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交換のサイクルだが、軽の泣き所のひとつとして、排気量が小さい分常用回転域はいきおい高めになる。したがって、排気量の大きい車よりも若干早目の対応が必要になる。
例えば普通車・NAの場合が5000Kmだとすれば、4000Kmに設定するであるなどの対応だ。この時に、やはりオイル交換2回に1回はエレメントも変えた不が良い事は確かだ。また、ギアオイルについても、MTの場合では1~2万Km、ATの場合でも2万Km辺りでの交換が望ましいと思う。
エンジンの常用回転域が高いと言う事は、ギアボックス内のオイルも当然負担は大きくなるからだ。
早目の交換サイクルを守っていれば、オイルによるトラブルは最小限度に留められるだろう。

他の液体関係にも目を光らせるべきだ。
LLCの濁りは、シールド不良によるオイルの混入を疑えるし、減りは漏れやシールド不良によって、エンジン内部に入り込んでいる可能性もあるし、最悪はブロック等にクラックが入っていることすら疑うべきだ。
ブレーキフルードも同様で、濁りは水分の混入を疑える。この場合、沸点は著しく低下する事もあるので、要注意だ。減りは、漏れとパッドの減りを疑える。
その場合にも、即点検・修理が必要になる場合が多い。

またベルトも同様だ。
そのベルトが切れても、即自走不能になるケースが多い。
目視による、傷や罅の確認、および手で引っ張って、テンションの確認は行うべきだろう。
ベルトは本当に怖いパーツだ。消耗品でありながら、格好消耗を知らせてくれないから、注意がいかない。そして、ある時に無情にも切れてしまう事があるものなのだ。
こうなれば、自走不能になるケースは結構あるから、日ごろの目視点検は必要だと言うわけなのだ。

後はダストブーツの破れを含む、オイル漏れの目視だが、直接の目視は不可能なので、駐車スペースにあるオイル滴下痕を目視することになる。
このため、駐車時の位置はなるべく正確に同じ位置・同じ向きにするべきだ。
どの位置にオイルの滴下痕があるか、その量が増えてはいないか、滴下痕の数が増えてはいないか、等などを目視で点検し、異常を感じたら速やかに点検・修理をすれば大ごとにはなる事はないだろう。

これらのメンテナンスは、非エコカーと同じなのだが、エンジンオイルの部分だけが少しだけ変わっている。
とにかく、日ごろから車と向き合っていれば、何となく異常は察知できるものなので、車と接する時間のうち、メンテに使う時間を必ず作っていれば問題は最小限度に抑えられる。
自分も含めた人の命を守る事にもつながるわけだから、メンテに使う時間は必ず作っていただきたいと思う。

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