SX4のメンテナンス

このSX4と言う車、スズキの濃さ臭い戦略車であり、WRCを参戦を目指して開発をされた車であるが、特別な機構を採用している訳ではないのだ。
完成された、或いは熟成されたコンポーネントをリファインして使っているとも言えるだろう。
強いてこの車のために開発、と言う事ではないのだが、ボディー剛性の強化にはかなり驚くべき効果がある事は特筆ものかもしれない。
それと、最近の国産車には珍しいリアサスペンションの機構で、トーションバータイプを採用している事が挙げられるが、これも新機構ではない。
FFベースの車には、決して珍しい機構ではなく、VWやアウディー等でも近代までは使われている形式であって、いわば熟成されたデーターは揃っていると言うわけだ。
しかし、どんなサスペンションにもそれなりのメンテナンスは必要であり、このサスサスペンション機構にも、それなりの肝はあるので、この辺りは現代の車にはあまりない事なので、少し後述をしていきたいと思う。

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この車のエンジンは、現代では極めて常識的な機構とも言える。実用的で、そこそこ回ってくれるのでさほどのストレスは感じないで使える。また、ターボなどの過給機を装着している訳ではないので、熱に対しても大袈裟になまでに神経質になる必要性はないと思える。
しかし、峠等を攻める走りをしていれば、それなりの配慮は必要だとも言えるだろう。
これはどのような車に対しても言えることだろう。また、カスタマイズをした車であれば、よけに神経は使っていただきたいとも思う。
勿論、カスタマイズに当たっては、吸・排気のバランスを取った結果、吸気の量が増えるために、燃調を取りなおして燃焼温度に変化が出ないようにすることが大前提なのだから、やはり熱に対する事では、神経質にならなくてもよいかもしれない。しかし、良く回るようになった結果、面白いので低いポジションのギアで回して走る傾向があるのならば、そこはエンジンオイルメンテナンス上は、注意をしたい。

エンジンオイルについては、カスタマイズをしていない場合は5000Kmでのサイクルをする事がベターだと思う。エレメントは、オイル交換2回に対して1回が最低限だと思う。
またカスタマイズをしたエンジンではこの60~80%の距離での交換が望ましい。エレメントは毎回の交換が望ましい。
なにしろ、カスタマイズをしたとたんから、メーカー保証が切れてしまう事があたりまえだから、オイル交換をサボってエンジンに負担をかける事は要注意だと思っていただきたい。
それと、実際に早目の交換をした方が、実際にコンディション維持にはかなりの確率で貢献できるからだ。
私が乗っていたゴルフGTIと、同時期に友人が購入したGTIの比較でそれはよく解った。
私は最低でも5000Kmでの交換を実施して、友人はメーカー推奨の交換時期を目安に実施していた。
ある時期にお互いの車を交換して乗ったときに、友人の車のヤレかたには驚いたものだった。エンジンは騒がしく、回転は上がるがトルクがついてこない感じで、なんだか車全体がもの凄く疲れた感じになっていたものだった。

逆に友人の感想は“なんだか新車の時を思い出した”と言うことだった。この差は、エンジンだけではなくミッションにも表れていて、私のGTIは程よくアタリの付いた、気持ちの良い(と言ってもゴルフのミッションなので、とてもスパッと言うわけにはいかなかったが)感触を与えてくれていた。しかし、友人の車のミッションはゴルフの悪い所だけが強調されたような、感触の悪い、騒々しい音の出るミッションになっていた。
私はミッションオイルをメーカー推奨値でやった事はなかったが、彼は推奨値どおりだったのであの時点では無交換だったと思った。
液体と言うものは、その液体が入っていて、巡る場所の全てを知り尽くしている訳だから、その状態を把握してさえいれば、概ねのトラブルの予兆は知ることができる。
また、常に綺麗な液体を使っておかなければ、その予兆を見逃すことになってしまう。かといって、ミッションオイルのような液体は目視点検の対象にすることは難しい。だが、漏れは目視点検できるので判るから(滴下痕により)対処もし易い。残るは交換時期だが、MTでは15000Km前後、ATでも20000Km前後が最低ラインだと考えた方が無難だと思う。どんな車でも、あまり変わりはないと思う。
液体とベルトをしっかり管理しておけば、そう大変な事にはならないのが車と言うものだろう。
それぞれの液体の役割と、特徴を掴んでおきさえすれば、目視点検による状態の把握は的確にできることになる。
別項のメンテナンス記事が参考になれば幸いだと思う。

最後にトーションバーならではと言うわけではないのだが、アッパー部分のゴムの受け皿だが、これがヘタッてくると、かなりロードノイズが進入してくる傾向は他のサスペンション機構よりも顕著になる事は事実だ。
しかし、一気にこうなるわけではなく、経年変化による訳なので、そうだ、あるいはそうではないだろうかと思った時には、かなりヘタッていると言う事になる。
この経年変化は、ゴム質が硬くなったり、接点が薄くなったりと言うように複合的に劣化してくるので、交換した時の効果はかなり凄い。
主に、ロードノイズと、細かい振動の減少が効果として挙げられるので、すぐに判る事も嬉しい事かも知れない。
放置しておくと、このゴムが千切れる事もあるので、要注意だろう。

液体、ベルトと言ったことに対する目視点検を怠らず、常に車の状態を把握することが最大のメンテナンスなのかもしれない。
また、音や振動から感じる事も、かなりの確率でトラブルを防止してくれる。
車は域ものではないのだが、生き物と付き合う気持ちで接していけば、きっといつまでも応えてくれることだろう。

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