アリオンのカスタム

2001年12月にリリースされたアリオン/タイプ24は、カリーナの後継車種として開発された車で、プレミオと基本的部分においては同一コンポーネンツを使用して構築されている。
しかし、マーケットを同一化することはなく、より若い層をターゲットにしている。
このため、ディーラーオプションとして、エアロキット及びローダウンサスキットを選択することができるという、面白い商品価値を持った車になっている。

駆動方式はFF/4WDのどちらかを選択できるが、全グレードの4WDが用意されている訳ではない。
サイズ/重量は、全長・全幅・全長・重量それぞれが、4565mm・1695mm・1470mm・1140~1280Kgとなっていた。近年の車としては軽量・コンパクトだとも言える。

パワーユニットは1500ccが1NZーFE109ps/6000rpm・14,4Kgーm/4200rpmと、1800ccが1Z2ーFE132ps/6000rpm・17,3Kgーm、2000ccが1AZーFS150~155ps・19,6~20,4Kgーm/4000rpmの3機種が用意されていた。

プラットフォームはMC(ミディアムコンパクト)を使い、これはC~DセグメントのFF専用のものになっている。
このためにサスペンションレイアウトはFFがフロント・マクファーソンストラット/リア・トーションビームで、4WDはリアがWウイッシュボーンというレイアウトになっていた。

さらに面白いというのか、特徴できなこととしては、全国の警察で捜査車両として約2500台が導入されていたという事があった。捜査車両と言っても幅は広く、いわゆる“面パト(覆面パトカー)”と言って、刑事が使うものから、鑑識車両などまで幅広い範囲で使うのには都合が良かったのだろう。

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現代の2代目はタイプ26#となって、2007年6月に市場に登場した。
この車も基本的な商品コンセプトは初代と全く変わることはなく、プレミオの主要コンポーネンツを使用して構築されていて、ターゲットの客層はプレミオより若年層を狙っている。
これも初代と変わらないのだが、エアロキットとローダウンサスペンションキットがディーラーオプションとして用意されている。

サイズ/重量は、全長・全幅・全高・重量それぞれが、4565mm・1695mm・1475~1485mm・1200~1330Kgとなっていて、先代とはほとんど変わらない。
パワーユニットは1500ccは先代と同じだが、1800ccは2ZRーFAE144ps/6400rpm・17,6Kgーm/4400rpmと、2000ccは3ZRーFAE158ps/6200rpm・20Kgーm/4400rpmに変更されている。

駆動方式も先代と変わらずFF/4WDを選択できるが、相変わらず全モデルに対して4WDが用意されているわけではない。

実際の走行感覚としては、街乗りでも落ち着きのない挙動が見られ、大きな段差を突破するときのハーシュネスはかなり大きい。また、峠のようなワインディングを飛ばすと、何となく接地感が薄く、タイヤがしっかりと路面を掴んでいるという安心感がない。ボディー剛性が低いのかといえば、数値上はかなり向上しているし、特にリア周りは広大なトランクスペースを稼ぐために、言ってみれば開口部だらけなのだから、まあそれにしてはいいかなという感じかもしれない。
しかし、もうちょっとなんとかしないと、ワインディングはちょっとだけ怖い想いをするよになる。
そのせいなのか、ステアリングの操作感にも何となくスタビリティーを感じることができない。

ブレーキも同様で、低速域での感覚や効き自体には問題はないのだが、中・高速域でハードにブレーキングをすると、タッチが曖昧に感じるし、なんとな絶対的な制動力がないわけではなのに、不安感があるのは困ったものだろう。なんとかしたいところだ。

エンジンは、街中で乗っている分には特にパワー・トルク、レスポンス的なことに不満を感じることは少ないのだが、高速への流入や、ワインディングで中・高回転域を保つようなときにはレスポンス面やちょっと雑なエンジンノイズ、そしてモアパワーという感じになってしまうことが残念だ。

サスパンションやブレーキ、エンジンのどれをとっても要するに“飛ばすな”ということなのだろうか、と思ってしまう。
いくらそう言われても、ワインディングを快適にある程度の速度を保って、軽快に走りたくなることはドライバーとしては人情というものだろう。

こうなればやることは決まってくる。
まずは足回りとボディーの補強から入りたい。

サスキットは数種類出ているが、ただでもハーシュネスがきつめなので、バネレートが“ガチガチ”なものは避けたい。かえってダンパーの減衰力で車体の姿勢を安定させるべきだと思う。それに加えて、各ブッシュ類をハードなものして、スタビラーザーも強化したものを装着したいところだ。さらにリアのアンダーに補強材を入れて、フロントはサブフレームとの接続強化とターバーを入れたら、結構それなりになる。
これで、ステアリングの応答性とブレーキング時のスタビリティーは確保できたことになる。

次にブレーキだが、これはキャリパーの剛性アップと対向4ポッド化を図り、ホースを高剛性品に変えて、パッドも耐フェード性の高いものに交換したい。さらにフルードも耐ベーパーロック性に優れたものに交換しておけば、ワインディングの下りでの連続使用にも充分耐えうる仕様になる。また、曖昧だったタッチは格段に扱いやすくなる。

物足りないエンジンだが、吸・排気の高効率化は是非やりたい。サクションパイプなども用意されているので検討してみたらどうだろう。さらに点火系の交換と、ロムの書き換えをしておけば、まずまずのパワーは得られる。レスポンスはせべての責任がエンジンにあるわけではないので、スロットルコントロラーを交換してみることをお奨めしたい。
後は音だが、これはちょっとエンジン本体をいじることになるので、どうかなと思う。トップエンドまでストレスなくとはいかないが、そこそこ回ってくれるし、これらの改善によって、かななりレスポンスは向上しているので、このままでもいいのではないだろうか。

これでかなりワインディングでも、軽快に飛ばせる車になったわけだ。
地味だが、速い車という感じになったわけなので、面白い存在になったかもしれない。

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