SAIのドレスアップ

SAIは2009年10月にクラウンとプリウスの間にあるギャップを埋めて、HV車の市場をより細かく網羅するために開発をされたと言う経緯がある。
レクサスHS250h(以下HS)とは、プラットフォームやパワートレーンを共有しているために、姉妹車と言う関係にはあるが、HSの廉価盤と言うわけでは決してない。
それは、SAIの企画の方が先行していたと言う事情があって、その面から言うのであればHSはSAIの高級車版と言う言い方の方が正しいのかも知れない。

そのような事情を持つSAIなのだが、デザイン的には独自の開発があったと言う。しかし、そのフォルムはHSに酷似していることは事実だと言えるだろう。
ハイブリッド専用のデザインと言いながら、現行のプリウスのようなトライアングルシルエットではなく、セダンの基本原則的な3ボックスのデザインとなってい
るところがHSに酷似している所以なのかも知れない。

そうは言ってもHSとのサイズ比では、全長で95mm、全幅で15mm、全高では10mmほどダウンサイジングされているのだ。
しかし、面白いことに空力的にはCD値は0.27と言う数値になっていて、HSとほぼ同じ数値になっている。長さはまあおいていくことにしても、幅や高さの数値が小
さいと言うことは、少なくても前面投影面積はSAIの方がすくないはずなのに、なぜ同じ数値になるのか、ちょっとおもしろい結果になっている。
これぐらいの差異では、空力的にはあまり影響はないと言うことなのだろうか。

またインテリアにも工夫が凝らされていて、従来の重厚なものがいい物・高級感のある物と言う概念を覆すような努力がはらわれている。
それは“薄いものを曲げる・重ねる”と言うキーワードが、このコンセプトをよくあらわしていると言えるだろう。
しかし、よく見ないとHSのインテリア的なイメージがあることは、いったいどういう子のなのだろうかと、何となく思ってしまうことも事実だ。

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この普通のセダンと言ってもいいようなデザインのSAIは、決して地味な感じではない。そこそこアピアランスを主張する、そんなデザイン処理になっている。
ある意味では幅広い年代層に受け入れられる要素を持っているが、しかし、自分らしさを忘れてはいないと言う感じなのだろうか。
多少の好き嫌いはあるかも知れないが、あまり抵抗なく受け入れることのできる仕上がりにはなっている。
それゆえに、自分の色に染めやすいと言うこともできるわけだ。

ドレスアップによるイメージ変化を求めるのならば、それはやはりエアロパーツを装着して、一種の機能美を持たせることが一番近道であり、効果的なやり方だと
言えると思う。
ほかに何があるのかと言われれば、確かな技術を持った“ボディショップ”に依頼をして、ボディー形状を板金技術によって変えてしまうことがある。
しかし、欲しいイメージをどうやってデザインして、どうやって板金職人の方に伝えられるのか、と言うことを考えるとハイリスクにすぎないだろうと思う。

事実、10年以上前の話で恐縮だが、当時のカローラバンをカプリスのようにしようとして、ボディーショップに持ち込んだが、結果は酷いことになってしまい、
あきらめきれずに自分でパテなどを使って修正を試みた知人がいた。
しかし、結果はより酷いものになってしまい、“乗るのが恥ずかしい”と言っていたことを思い出す。当然だが、手放す時にはほとんど値段はゼロだったそうだ。

しかし、エアロキットになると、欲しいイメージが固まっていなくても、画像をチェックしながら“これがいいな”と思うものを候補にあげて、取り扱いショップに出向いて現物チェックをすることも可能になる。
ショップにデモカーがあれば、現車チェックまで出来るのだから、ローリスクであると言いきれるところがいいと思う。

こういった手順を踏めば、まず“ババを引く”と言ったことは、よほどのことがなければありえない。
こうしてエアロを装着したSAIは、なかなか満足感の高い仕上がりを見せると思う。パッと見て人目を引くような感じではないのだが、それはそれで機能美を感じさせてくれて、それなりの迫力も感じさせてくれると言う仕上がりになることは確かだと思う。

エアロキットでキメると、足元が寂しいことに気づく。このある種の迫力ある仕上がりにしては、何となく“ダル”な感じがするから仕方がない。
そこで、こういうときの常套手段として、やはりインチアップホイールと、扁平率を示す数字の小さい、厚みの少ないタイヤを装着して迫力と機能美を追求していきたいところだ。最近の扁平タイヤは、昔ほど乗り心地が悪化しないタイプも多く、選択肢も増えているし交換して泣きを見ることも減っているから、ショップの方に希望
を言えば、それなりのタイヤに巡り合うことは可能だ。

そして、大きくなったホールの開口部から覗く、キャりパーとローターにも、ちょっとお化粧をしてあげたい。
キャリーパーをカスタマイズで交換して、ブランドカラーになっているのならば、そのままでもいいが、そうでなければなんらかのカラーリングを考えたいところだ。
その前に、ホイールの外周を5mm程度の幅で、赤や黄色などにカラーリングをしておきたい。そして、キャりパーの色もこれと同色にしてみてはどうだろう。
結構イイ感じにはなると思う。
そしてローターは、少し迫力のあるスリット入りに替えて、停車時にもそれなりの主張ができるようにしたい。

エクステリアは一応これで終わりにしてもいいと思う。欲を言えばきりがないので、どこかでピリオドを打つのだが、ここまでやればいいのではないだろうか。
そして、インテリアなのだが、やはりシートの交換をしたいところだと思う。

バケットタイプのシートのホールド性は、何物にも代えがたい安心感をドライバーに与えてくれる。また、ファッション的にも、エアロをまとった外見にはぴったり
とマッチする。イメージの統一には欠かせないと思う。
最近のバケットタイプのシートは、カラーも豊富なので選択肢に困ることはあまりないと言えるので、一考してみてはいかがだろう。
あとは、ペダルをダイキャスト製品で、滑り止め機能を持ったものに替えれば、かなりイメージの統一感は出るし、実効性も高いと言えるだろう。

こんなSAIはほかにあるのかな、って言う感じになることになる。

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