アリオンのドレスアップ

このアリオンという車は、基本的にプレミオと同じ車だと思っても間違いではない。
ただし、ターゲットをより若年層に絞っているために、市場でのバッティングはほとんどの場合にはないと言える。その一環として、アリオンにはディーラーオプションとして、エアロキットや、どーダウンサスペンションキットが用意されていることからも判る。

しかし、現実に眼を向けると、どうもいわゆる“おっさん臭い”のだ。全く持って目立たないのだ。
そのせいかどうかはわからいのだが、警察の捜査車両として、大量に導入をされた実績が初代にはある。なんと、全国の警察で2500台のアリオンが捜査車両として働いていたのだから、これはなにか見逃せないわけがあると思っていいだろう。

捜査車両と言っても、刑事たちが使う“張り込み”も含めての捜査に使う車両も捜査車両だし、鑑識が使う車両も捜査車両には違いはない。しかし、刑事たちが使うときにはなるべくなるべく目立たない方がいいのだ。単なる車として、埋没する方が適任なのだから、個性は全く必要がないことになる。
なぜならば、張り込みを車の中で続ければ、マル対(捜査対象者)に気づかれてしまうからだ。それゆえに、いかに目立たない車を使うかということは、刑事課の捜査車両に要求される一番の“資質”だとも言える。
なんだか情けないのだが、この事実は仕方がない。

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コンセプト

そういうことを念頭において、改めてこのアリオンを見ると、コンセプトとしてはプレミオよりも若年層を狙うと言っているのだが、どうしてもそうは思えない。
デザイン的な破綻はないのだが、どうにも“おっさん臭い”のだ。本当の意味で、プレミオよりも若年を狙うのであれば、もっと極端に若者よりになってもいいと思う。例えば、レガシーの“”ポルシェデザインだが、圧倒的な人気を博したものだが、実際に買ったのは“おっさん達”がメインだったというではないか。当たらず触らずの展開を求めていても、かなり希薄なコンセプトになってしまい、結局は帯に短し、襷に長しということになってしまうと思う。

実際の購買層は、やはり企業で言うと“係長~課長”クラスの年代が多いということだ。部長がマークXを買ったから、俺は格したの、ということになるのだろうか。
それではつまらないし、車に愛着もわかないではないか。

では、立場上仕方がなかったとしても、やはり自分なりになんとかしたいと思う気持ちは大切にしたい。
ではいったいどこをどうすれば、このアリオンが車好きの自分に取って愛することができる車に、あるいはもっと愛することができる車に変身してくれるのか、という観点にたって進めていきたい。

エアロキット

まずは、パッと見て目に付くことなのだが、全体にダルいフォルムになっていることだ。それを強調しているのが“プアーなタイヤとホイール”と、フロントもリアも“膝下のデザイン処理”については、全くといっていいほど神経を使った形跡がないのだ。まあ、あのレガシーだってポルシェデザインになって始めて“格好いい”という存在になったのだから、日本の車のデザインは、やはり遅れていると言わざるを得ないのかもしれない。

そこで、ここはエアロキットに頼ることしか、解決の方法はないと考えるべきだろう。
各メーカーによって、装着後のイメージは違うが、フロントグリル(これも日本のメーカーが苦手とする部分)を含めて、腰から下、膝から下のイメージを大切にしたいものだ。
ネットで映像を右手決めるのもいいし、直接ショップに赴いて現物(できればデモカー)を見ることも非常に良いと思う。
イメージにぴったりとくるものがなければ、“アウディー”・“BMW”などのストックの状態でも、腰下から膝下のデザイン処理のうまいメーカーの車を見て、“ああ~、これなんだな”というイメージを持ってから、再度現物を見ることをお奨めする。

この際に注意していただきたいことは、同一メーカーで前後左右を統一することだ。つまり“エアロパーツ”ではなくて、“エアロキット”としての認識を持つべきだろうと思う。
気流の流れいかんでは、エンジンルームの熱の逃げ方が変わったり、そんなことがあると、灼熱の夏期には熱ダレやオーバーヒートを誘発することにもなりかねないからだ。

タイヤ&ホイール

こうして外観はキマったかなと思うと、案外にそうでもない。
タイヤ・ホイールがかなりプアーな見てくれを醸し出してくれるからだ。
どうも、必要以上にタイヤとフェンダーの隙間が大きく見えてしまうようだ。

ここは、ホイールのインチアップと、扁平率の数字が小さく厚みの少ないタイヤに履き替えてしまい、シャープなイメージを醸成することに腐心したいものだ。
できれば、スペーサーを使ったり、ホイールのオフセットを利用したりして、フェンダーとタイヤの“面一化”を図ってみたい物だ。場合によっては“爪折り加工”も必要になるかもしれないので、充分に検討をしてみていただきたい。

ブレーキキャリパーとローター

ここまでやっても、まだイマイチなのは大口径になったホイールから除く“キャリパー”と“ローター”だろう。
カスタマイズによって、キャリパーは交換されているのだが、もし地金の色のままであれば、それは塗装をしていただきたい。そして、ローターはスリット入のものや、ドリルホールの空いたもの、あるいは両方やってあるものに交換をすることをお奨めしたい。

これだけやると、エクステリアは結構キマった感じなり、機能美を充分に発揮して、シャープなイメージになり“おっさん臭い”イメージは払拭される。

バケットシートの装着とスポーツステアリング、メーター盤

ではインテリアはどうかといえば、案外だらしなく、ダルなイメージになっている。
はっきり言って、こう言った大衆車にダルではないイメージを求めることは無理なのだろう。要するにコストの問題が、重く重くのしかかってくるから、仕方がないことなのだ。

これを払拭することは、そう難しい問題ではない。
面積、堆積の大きいものをそれなりのものに替えてしまい、メーターなど、目につくものを変えてしまえば、かなり違ったイメージで見られるし、見えるものだ。
お奨めしたいのは“バケットタイプのシート”・“スポーツステアリング”・“白文字のメーター盤”などに3点を交換してしまうことだ。

これをやってしまうと、コックピット(交換前の印象は“運転席”)に座った時の印象は違うし、ドアを開けた時の印象は全く違いを覚える。
それにシートをフルバケット(リクライニング可能なものはたくさんある)に交換すれば、その実効性の高さには驚くと思う。

ここまでやると、かなり違った印象で愛車を眺めることが出来るし、乗った時の印象は全く違ったものになると思う。
後は、きちんとしたメンテナンスで、長く付き合っていただきたい。

2013-04-25再編集

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