ハリアーのドレスアップ

1997年の登場時には、アメリカの女性を魅了したハリアーだ。なぜ、アメリカの女性たちを魅了したのかと言えば、それはアメリカと言う国の持つ自動車文化の中に、ピックアップトラックを下駄がわりに使う、と言う重大な事実があったからだ。
しかし、女性である以上はオシャレでありたいことには違いはないのだが、残念なことに当時のアメリカにはそんな彼女たちの要望に応えるような車はなかったのだった。

全てとは言えないまでも、当時のオフロードカーはラダーフレームにボディーを架装していたため、車高が高く、乗り降りにも何となく女性らしさを欠く動作をしないと乗れなかったのだろう。まさに、西部劇時代にいた、伝説の女性ガンマン“アニー・オークレイ”にでもなったような気分で、これらの車に乗り込む必要性があったのだろう。
でも、彼女たちにとっては、諦めてその車に乗り込むか、またはチャリンコで目的地まで行くかと言う選択肢になっていたのだろうと、推察はできる。
したがって、とてもフォオーマルな装いで、そんな車に乗り込むつもりは全くなかったから、必然的に2台目の車を持っている家庭は多かったようだ。

そんな時に、乗用車と同じようにモノコックボディーで、車高もそんなに高くなく、内装はまさに乗用車だけれど、フリーウエイを降りてからの砂漠もものともせずに駆け抜けてくれる、おまけに充分に美しいボディースタイルを持っていて、誰にでも自慢が出来そうな車。そんな車が登場したのだから、彼女たちの目を惹かない訳はなかったのだった。

こうして、女性陣に引っ張れるようにして、当初はハリアーを懐疑的に見ていた男性諸氏も、ハリアーの実力を認めるようになり、その市場は次第に広がっていったのだった。
女性にとっては、ハリアーのキャッチコピーである“ワイルド&フォーマル”はそのとおりだと実感でき、男性も、“こいつが1台あれば、結構なんでもOKだ。他の車は売り払っちまおう。うん、そうしよう”といったような傾向は、特に北米で強く現れたのだった。
こうしてひとつの市場を作ることに、初代ハリアーは成功したのだった。

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初代がしっかりと地固めをしたあとを、2003年2月からは2代目が引き継いでいる。
2代目は初代よりもさらに流麗になり、ほんの少しだけ大きくなったハリアーは、気がつけばなんとライバルの多いことになっているのかと、唖然とするしかなかったのだった。
世界中のありあらゆる、SUVを作る能力のあるメーカーは、打倒ハリアーを目標にして、このクラスの車を開発・市場投入してきたのだったから、少々の優位性などはすぐに瓦解しそうだったのだが、そこはハリアーも頑張った。

ストックのままでも結構美しいラインを持つハリアーには、先代から強力なバックアップがついていたのだ。
それは、“エアロパーツ”と言う名前の、まさに車の美容整形医師立ちだった。

これは2代目にとっても心強いことであって、何よりも、他の車たちに美的な部分では、圧倒的な差をつけることが出来るから素晴らしいのだ。
たとえば、生まれたままの姿の時には、少々間の抜けたフロントマスクなどは、これを付けるだけであっという間に、“世界的な美女”に生まれ変わるから素晴らしい。

そんなエアロを生み出しているメーカーは、決して少なくはない。したがって選択肢に不自由をすることはないと思って間違いはない。
アエロを付けるときには、自分のイメージを大切にしなくてはいけない。そのために、画像をチェックしてから、取り扱いのショップに出向いて現物の確認をすることは必須条件だと言える。

現物のチェックなしで、いきなり、と言う事もありえるのだが、よほど製品と施工技術に詳しくないとそれはやめたほうがいいと思う。
また、製品と取り付けを通じて、ショップの方たちとの交流をを持っておけば、それは、今後のカーライフにとって大きな財産になるから、ぜひショップの方たちとは有機的なお付き合いをしていただきたいと思う。
なにしろ、オリジナルパーツを取り払い、社外品をつけた瞬間から保証対象外になるのだから、言ってみれば帰る家がなくなるのだから、ぜひ帰る家を作っておきたいものだ。

こうしてエアロを組み込むと、かなり違うイメージになるのだが、決して悪い感じになることはない。
むしろ、機能美に溢れた、カッコイイと思える車になる。

次にタイヤとホイールだが、タウンユースに限定していうのならば、やはりインチアップホイールと、扁平率を示す数字の小さい厚みの少ないタイヤで、シャープで都会的なイメージを追求して行くべきではないだろうか。この車に適合するホイールも、タイヤも、選択肢は充分にあるので、懇意になったショップの方と話し合って決めたら良いと思う。

そして、キャリパーに色を塗って見たいものだ。
ブレンボやエンドレスなどの塗色そのままでもいいのだが、なんとなくボディーカラーとのコーディネートをすると、結構決まるのだ。
さらに、ローターもスリットの入った物に変えたりすれば、停車中にもその迫力は十分以上に発揮できる。

後はインテリアだが、結構アイテムが揃っている。
特にシート関係は、レザーカバーが豊富で、マルチカラーや、イージーオーダーの物もあって、結構楽しいチョイスができる。
しかし、ファッションと実効性を考えれば、ここはバケットシートに交換することをお奨めしたい。
本格的なバケットシートのサポート性は、何にも変えられないような、得難いものだ。

一昔前ならレカロ一辺倒だったのだが、現代では選択肢に不自由することは全くなく、ショップの方とよく相談をして選ぶと良いだろう。
ほかには、削り出し・鋳物製のスポーツペダルにすることをお奨めしたい。

これだけやれば、“ゲップ”は出ないけれども、結構まとまったハリアーが出来上がることになる。

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