カローラルミオンのカスタム

“カローラルミオン”は2007年10月に、同年の6月で生産を打ち切った“カローラスパシオ”の事実上の後継車種として、販売が開始された車だ。

カローラシリーズは世代を重ねるごとに購買層の高年齢化が進み、この状況を打破する目的もになっての登場となったために、ヤングテイストを表現する努力がなされていることが、このカローラルミオンの特徴にもなっている。

そのためなのかボディー形状としては、若者にも人気の高い5ドア・トールワゴンの形式をとっている。

シャーシは国外向けのカローラセダン(E-150型)、オーリス・ブレイド(E150H型)をベースとしたために、全幅は1700㎜を超えてしまったので、3ナンバー枠になっている。しかし、全長はアクシオやフィールダーよりも若干短い。

このため、プラットフォームは“新MCプラットフォーム”を採用しているのだ。このプラットフォームを採用しているのは、カローラシリーズでは唯一このルミオンのみとなっていて、そのため全車種にPCDが114.3㎜の5穴ホイールが採用されていることも、特徴のひとつになっている。

スポンサーリンク

ルミオンの外寸と重量は、全長4,210mm、全幅1,760mm、全高1,630~1,640mm、重量1,270~1,400kgなっていて、やはり4WDは重量がかさむため、ウエルター級からジュニアミドル級の重量になってしまっている。

駆動方式の主体はFFで4WDは、1.8リッターモデルのみに用意されている。サスペンションはフロントは全車種“マクファーソンストラット”だが、リアはFFが“トーションビーム”形式で、4WDはダブルウイッシュボーンを採用している。

エンジンは1NZ-FE型 1.5リッターストレート4 DOHCと、2ZR-FAE型 1.8リッターストレート4 DOHC が用意されているが、いずれもNAのみなので、車重に対してややパワー不足の感はぬぐえない。

なおトランスミッションはSuper CVT-iを全車種に搭載していて、1.8リッターFFモデルには“走りの楽しさ”を求めるために、CVT SPORTモードを設定したものもあるので、少しでも走りの楽しさを求めるのであれば、そちらを選ぶことも可能だ。

走りの評価は、騒音レベルも低く抑えられていて、ロングランでも疲労を最小限に抑えらそうだ。高速の巡航でもスタビリティーは高く、しょっちゅう舵角の修正をする必要性がないので、非常に楽だという評価が多い。

その一方では、峠などを飛ばす気になれないという、残念な部分もある。ブレーキング時の安定感や、ステアリング操作に対して車の挙動が遅れるとか、そう言った部分の指摘も結構ある。

あとはブレーキに関する不満の声もあるので、このあたりを中心にしてチューニンングというカスタマイズを考えていきたいと思う。

まず、ステアリング操作に対する挙動の遅れや、ブレーキング時の安定感の問題は、ボディー剛性から来ていると考えられる。

これはどんな車でもそうなのだが、サブフレームとボディーの締結の脆弱さから来ている部分がほとんどなので、これを修正する必要性がある。

これにはやはりリジッドカラーを入れて、しっかりとした締結を図ることが必要だろう。これをやって、アンダーフロアーに補強材をいれ、さらにストラットタワーバーを追加してやると、今までの感覚はいったい何だったんだろうという感じになる。

別にエンジンをいじったわけではないのに、加速がスムーズに、しかも力強く感じるし、すべての操作に対して“ダイレクト感”がでて、サスペンションが上手く働いていることが、実感できるから不思議だ。

そして足まわりなのだがあまりガチガチにすると、高い横Gがかかったときにタイヤがトントンという感じで、路面を切ってしまうケースが多くなり、扱いにくい車になってしまうため、あまりバネレートを高めずダンパーの減衰力、特に伸び側と、スタビライザーに任せるセッティングをお勧めしたい。

そしてブレーキなのだが、これは車重から考えても対向4ポッドの高剛性キャリパーを奢ってやりたい。その上で、耐フェード性の高いパッドを入れて、高沸点タイプのフルードに交換して、ステンレスメッシュなどで補強をしたホースを使えば、かなりいいスペックのブレーキにすることができる。

ルミオンの車重で、ワインディングの連続した下りで、ハードに使い続けても簡単には顎を出すこともないだろう。

最後にエンジンなのだが、一般的なライトチューンの手法どおりに、吸排気系を高効率化してから、燃調を取り直す意味と空き領域を使えるようにするために、ロムの書き換えをすることをお勧めする。

これをやっておくと、全回転域でパワーとトルクに厚みが出るので、かなり体感できるし、使いやすいエンジンにすることができる。

これでかなり走れる車にすることができたと思う。

スポンサーリンク


Gooが提供する車検取次サービス

車検の依頼・相談

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加