ポルテのカスタム

“トヨタ・ポルテ”はトヨタのトールワゴンと言うカテゴリーの車になる。


第開口部を持つ助手席の電動スライドドアと、300mmと言う低床フロアーが特徴的な車で、小型車なのだが乗降性が非常に高いことがあり、“福祉介護車両”としての側面を持つ。このために助手席には、車椅子ごと乗り込めるなどの仕様もある。

初代は2004年7月に販売が開始されて、月間販売目標“4000台”を大幅に上回る16000台をいきなり記録したような、ヒット商品になったのだった。

サイズ的には5ナンバー枠になるのだが、フラットなフロアーなどのおかげもあって、かなり広大で使いやすい室内レイアウトを取ることが可能になっている。

このフラットフロアーのおかげで、販売開始当初はFFのみの設定だったのだが、あとから4WDも追加されることになったのだった。

この好調な初代を、2012年7月からは2代目が受け継いでいるの、現行のポルテは2代目と言うことになるのだ。
トヨタBプラットフォームを採用しているこのポルテの外寸は、全長3,990mm、全幅3,990mm、全高1,720mm、重量1,090~1,200kgと言う数値になっているので、これもまあ比較的軽量に仕上げられていると言える。

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この2代目はいわゆる“キープコンセプト”で、低床フロアー等の機能をそっくり先代から受け継いでいるので、やはり“福祉介護車”としての機能を備えている。

駆動方式はFF/4WDで、サスペンションはフロントがマクファーソンストラットで、リアはトーションビームを採用している。

エンジンは2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHCと、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHCと言うランナップになっている。

実際の評価としては、街中などでの使いかってはかなり優秀で、特に回転半径が小さいことや、低速・中速での乗り心地についてはノイズ・バイブレーション・ハーシュネスともによく抑えられていて、かなり良好だという評価は多い。

高速でも、法定速度プラスアルファの範囲では、巡航時の安定性やレーンチェンジ後の収束性にも全く問題はない、という評価が目立つ。トールワゴンにしては横風の影響も少なく、特に4WDではほんの少し感じる程度だという評価は嬉しいことだろう。

しかし、この手の車の泣き所であるワインディングでは、あまり飛ばす気にならないということも評価としては多いようだ。ハードブレーキング時のフロントの挙動や、コーナリングのインフォメーションの段階では、若干ステアリング操作に対する遅れも目立つようだ。

あとはブレーキのタッチなどが、熱を持った時にあまりいいフィールではなくなるという評価もあるので、ちょっと気になる部分でもあると思う。

フロントの挙動や、ステアリング操作に対する遅れは、サスペンションもそうだがボディー剛性にも若干の問題があるのだろう。このあたりをテーマにして、チューニングに手をつけていきたいと思う。

足まわりなのだが、あまり固めてしまうことはやめた方がいいと思う。少ししなやかなセッティングにして、粘り腰の感覚を残さないと非常に扱いづらい車になってしまう。たとえば電車に乗ったときに、窓と平行になるようにして立っている時のことを考えていただければ、非常に判り易いと思う。

電車が加速した時や、ブレーキングをした時に膝を突っ張らせたままだと、そのままの状態で足の裏が“トットットッ”という感じで床から離れてしまうことが多い。しかし、膝をうまく使って体重移動を吸収すると足の裏は床から離れることもなく、体を安定させたままでいることができる。

この状態と同じようなことが、車のタイヤにも現れると考えていただければ、あまり固く、突っ張ったような足まわりは扱いづらいという意味が、お判りいただけると思う。つまりは、しなやかで粘り腰系の足まわりの方が、車自体が安定することになるのだ。

したがって足まわりのキットを選ぶときには、どのメーカーのどの仕様のサスペンションが、こんなセッティングにできるのかなどと言うことを、よくショップのスタッフさんと相談をして選ぶべきだと思う。

ダンパーとスタビライザーの強化も、どの程度がベターなのかと言うことも、よく相談して決めたら、大きなはずれはない。特に減衰力を多段階で調整できるシステムのダンパーを選ぶときには、伸び側・縮側ともに、上限と下限の数値も大切なのだが、中間の数値をよく調べてみて、そのあたりの調整が多く利くものを選べばセッティングが楽にできると思う。

このサスペンションと同時に手をつけたいのは、やはりボディーの補強になる。とくにサブフレームとボディーの締結をしっかりとやっておかないと、様々な負の要素が顔を出すことになる。

よく静止状態でのボディー剛性の高い数値などが出ているが、それなのになぜか負の挙動を示してしまう車が多いのは、このサブフレームとボディーの一体感に欠ける部分がそうさせているのだろうと思う。

これを改善するのには、リジッドカラーを挿入して改めて共締めをしなおすと、そうとうな一体感が出る。その上で、アンダーフロアーに補強材を入れたり、タワーバーを追加すると、かなり凄い剛性感のある車に変身する。

ハードブレーキング時の怪しいフロントの挙動もなくなり、ステアリング操作に対する遅れを感じることもなくなるので、こんなトールワゴンなのに何か別の車に乗っているように感じることができるのだ。

友人がフェアレディーZを購入してすぐに、足回りとリジッドカラーを含めてボディーの補強をやったのだが、“仕様前・仕様後”の試乗をさせてもらったことがあった。その時の感想としては、仕様前はよくできた普通の車で、仕様後は別の車だと感じた。サスペンションの付いたゴーカートと言うと、かなり大げさかも知れないが、スロットルレスポンスも、ブレーキングも、ステアリングレスポンスも、すべてが“ダイレクト”だと感じることになったのだった。

Z自体、比較的よくできた車なのだが、これをやった後のZはほんとうに別物だったので、かなり驚いたものだった。ぜひ、一度試してみてはいかがだろうかと思う。

次はブレーキなのだが、この車だったら対向4ポッドまではいらないかもしれないのだが、どうせやるなら高剛性の対向4ポッドのキャリパーを奢ってやりたいと思う。その上で、耐フェード性の高いパッドを入れて、高沸点タイプのフルードに交換してから、ステンレスメッシュなどで補強をしてある、高剛性タイプのホースを使えばかなりハイスペックのブレーキにすることが可能になる。

連続したワインディングの下りなどでも、簡単に顎を出すこともなくなり、安心して踏み続けられるブレーキになるので、信頼感を抜群にすることができる。

あとはエンジンなのだが、常識的なライトチューンとしては、吸排気系を高効率化しておいて、新たに燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにロムを書き換えることをお勧めしたい。

これをやっておくと、全回転域でパワートルクともに厚みが増すので、非常に使いやすいエンジンにすることができるのだ。

これで自分スペシャルなポルテにすることができたと思う。

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