ベルタのカスタム

“トヨタ・”ベルタは実質的な“プラッツ”の後継モデルとして、2005年11月に販売を開始された車になる。ジャンルとしては、小型4ドアセダンと言う位置づけになっていて、カローラなどと競合する形もなってしまうことは事実なのだった。

ベルタは、基本的には“ヴィッツ一族”の一員と言うことになる。先代のプラッツもそうだったように、このベルタも基本的な部分は、2代目のヴィッツと共有しているのだ。

“トヨタBプラットフォーム”を使用して、このベルタは作られているのだが、専用の設計部分が随所に見られることになる。

それは、“ボディー形状”・“低重心スタイル”・“ロングホイールベース化”などがそれで、アウターパネルに関してはヴィッツと同じものはない、と言うことのようだ。

特にロングホイールベース化によって得られた恩恵は大きく、セダンとして欠かせないトランクルームを、しかも大容量のものを設置することが可能になり、ヴィッツ系の中で、実用的でなおかつ経済的な“機能セダン”としての地位を築くことになったのだ。

しかし残念ながら、2012年の6月いっぱいで販売は終了されてしまい、実質的には“カローラアクシオ”に統合されたかたちになったのだった。

このベルタの外寸は全長4,300mm、全幅1,690mm、全高1,460mm~ 1480mm、重量990kg~1,120kgと言う数値になっている。比較的軽量ボディーだともいえるのだろう。

平凡な見た目と言っては失礼な外見に似合わず、CD値はよく、0.29を達成しているので、空力的には優れているのだろうと思う。この空力のよさは、高速をロングランしたときにかなり、燃費に跳ね返ってくるのでありがたいし、風きり音の減少にも効果を表すので、居心地のよい空間提供にも一役買っていることにもなるのだろう。

スポンサーリンク

サスペンションはフロントがマクファーゾンストラットで、リアはトーションビームとなっている。駆動方式はFF/4WDを、グレードによって選択できるようになっている。

エンジン及びトランスミッションは、FFが1.0リッター 1KR-FEエンジン及び1.3L2SZ-FEエンジンと自動無段変速Super CVT-iの組み合わせになっている。また4WDは1.3リッターのみの設定で、2NZ-FEエンジンと4速ATのSuper ECTを組み合わせている。

走りの評価としては、以外に1.0リッターのエンジンに関しての評価が高く、アイドリング時に感知される3気筒独特の振動を除くと、高速巡航時などでも1.3リッターよりも静粛性が高い、ということと、このパワーで充分と言う評価は多い。

したがって“パワー絶対主義”ではない限り、1.0リターで充分と言うことなのだろう。しかし、1.3リッターは180Km/h近くまで、力強く加速をしていくというから、普通に考えて使いやすいのは、こちらだろうと思う。いづれにしても100ps未満のパワーなのだから、力不足と思った方がいいだろう。

また足回りなのだが、速度域に関わらずスタビリティーは高いという評価が多いことには驚いた。その一方では、ワインディングでの評価には、バラつきがあるという事実もあるし、ブレーキの評価もブレルことに関心がいく。

これらをテーマにして、チューニングを考えていくことにしたい。

足まわりとボディーの補強から始めることになるのだが、サスペンションはあまりガチガチにしない方がいいと思う。なぜかと言えば、サーキットのような高い速度域ではサスペンションとして機能するのだが、ワインディング程度の速度域では、タイヤが路面から離れるケースが多くなってしまいがちだからだ。

たとえば電車に乗っているときに窓に向って吊皮に捕まらないで立ち、ひざを突っ張らせていたとする。この状態で電車が加速した時や、ブレーキングをした時に、足の裏は“トットットッ”とい感じで、床から離れるケースがあると思う。

しかし、膝をうまく使ってGを吸収すると、足の裏が床から離れることはなく、体は安定していることができるのだ。

サスペンションも同じだと考えていただいて、全く問題はないと思う。要するに、サーキット走行程度のGがかからないと、働かないような硬さのサスペンションだったら、ワインディングではサスペンションの役割を果たせないということなのだ。

そこで、チューニングをするときには、このあたりのことを充分に考慮に入れていただきたいと思うのだ。

パーツはそれほど多くはないものの、選択肢に不自由をするほど少なくはない。ショップのスタッフさんと相談をして、候補を挙げてもらって選べばいいと思う。

そしてボディーの補強なのだが、サブフレームとボディーの締結をしっかりさせて、ソリッド感を求めることをまず基本に考えた方がいい。ハードな状況になったときに、フロントの挙動があやふやになることや、ステアリングの操作に遅れを感じることの原因は、この部分がソリッドではないことに由来する率が多いからだ。

このためにリジッドカラーを入れて、改めて共締めをしてしまうと二度と動かないぐらいのソリッド感が出る、その上でアンダーボディーに補強材を入れて、さらにストラットタワーバーを追加してやると、全く別物の剛性感を得ることができる。

ハードブレーキング時でも、ハイGコーナリング時でも、ステアリングの応答性には感知できるほどの遅れはなくなり、まさに別物にすることができるのだ。

私の友人がフェアレディーZを購入してこの補強をやったのだが、補強前は普通にできのいい車、補強後は別の車という感じになっていた。大袈裟に言うと補強後は“サスペンションの付いたゴーカート”のようになっていた。

スロットルレスポンス、ステアリングレスポンス、ブレーキング時のフィール等など、すべてにおいてダイレクト感が飛躍的に高まったのだった。ぜひ、試していただきたいと思う。

そしてブレーキなのだが、、対向4ポッドの高剛性キャリパーを奢って、耐フェード性の高いパッドを入れて、高沸点タイプのフルードに替える。その上で、ステンレスメッシュなどで補強をしてある、高剛性タイプのホースを使えば、かなり優秀なブレーキにすることができる。

あとはエンジンなのだが、ライトチューンの王道であるように、吸排気系の高効率化をしておいてから、改めて燃調を取り直す意味と、空き領域を使えるようにするためにロムの書き換えをしておくことをお勧めしたい。

これをやっておくと、全回転域でパワートルクに厚みが出るため、使いやすいエンジンにすることができる。

これで、自分スペシャルな車にすることができたと思う。

スポンサーリンク


Gooが提供する車検取次サービス

車検の依頼・相談

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加