ヴェルファイアのドレスアップ

2008年5月にアルファードVのフルモデルチェンジにともなって、設定されたモデルがこの初代ヴェルファイアなのだ。
したがってアルファードの後継車種と言う位置付けになっているのだが、直系としてはグランビア・レジアスの後継車種だとい見方もあるようだ。
どちらにしても、このサイズの後継車種であることには、なんの間違いもない。

そのサイズなのだが、全長48850~4865mm、全幅1830~1840mm、全高1850~1915mm、重量1940~2190kgと言う、完全なヘビー級となっている。特に2t超の重量は、国産のミニバンとしてはかなり凄い数字に見える。しかし、直接のライバルであるニッサン・エルグランドとほ比較ではほぼ変わらないから、日本のミニバンも大きく、重くなったものだと言うことができると思う。なんとなく、エコからは遠ざかるような気がするのだが、実際にはどうなのかは判らない。

このベルファイアが主張するところは“先進性”と“力感”で、前任のアルファードの“上品”と“洗練”とは、ちょっと違う方向を目指していることが判る。
このことはデザイン処理にも現れていて、言いたいところだが、このクラスのミニバンと比べてもそう大きな違いを直接的に感じるところまではいかないような気がする。
特に、エルグランドをライバルとするのならば、離れて見たときにその違いがあまり定かだとは言い切れないように見えてしまう。

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しかし、変なデザイン処理ではないことは確かで、よくミニバンのデザインにある“野暮ったさ”は、あまり感じない。
だが、トヨタが主張するような先進性を感じるのかと言えば、それほどでもないようにも思える。また力感を感じるところまで行っていないことも確かだ。
サイズは全く違うから、比較することに無理があるのは承知で言えば、かつての“シェビーバン”のような、“ゴッツくて、硬そう”というような感じがあったら面白かったと思う。

そうなってしまうと、先進性がどこかに飛んでいってしまうから、そうはしなかったのだろうが、どちらかに絞ったほうが良かったような気がしないでもない。
シェビーバンのゴツさを、現代風にアレンジしたら、きっとそこには先進性もでて来るような気がするのだが、どうなのだろうか。企画段階で、そのような意見は出なかったのだろうか。アメリカという国は、ミニバンに関してのデザイン性は結構進んでいると思う。無駄なデザイン線を使わずに、平面を多く使い、直線的なのだが何となく力強さを感じさせて、野暮ったいことが力強さだと言わんばかりの、確固たる主張があるところに、一種の潔さを感じてしまう。

それはそれとしておいて、室内の出来栄えと使い勝手がよさそうなところは、さすがはトヨタと言う感じがする。開放感に溢れた設計は、なかなか乗る人をリラックスさせてくれるだろうし、各機能も充分に備えられていて、まあこれ以上を求めればきりはない、という感じさえする。各部位の作りもしっかりしているし、経年変化による“ガタピシ音”も、多分差使用限度にとどまるのではないかと思えた。トヨタの車の商品性の高さは、こういったところにも現れているのかもしれない。
そうは言っても、室内の色使いは平凡に過ぎず、好みの別れるところになるのかもしれない。
もう少し、イタリアの車のような派手さがあってもいいような気がする。
そのほうが、エクステリアのデザイン処理にはマッチするかもしれない。別に、エクステリアがそれほどすごい、というわけではないのだが、何となくそう思ってしまえるところが面白いのかもしれない。人によってはフランス的なイメージが合うということもあるだろうし、そうだと言われればそうも思えるから、不思議な感じがする。

しかし、いったんドレスアップをすると、かなりイメージは変わって来る。それほど、最近の日本のエアロキットはデザイン性が高くなったと言えるのだろう。
ヴェルファイアのエアロキットは、かなりとまではいかないが、そのラインナップは決して少なくはない。
どんなイメージにしたいのか、と言う事が頭に浮かばない場合、エアロキットメーカーのHPを検索して、画像を見て候補を設定すれば良いと思う。その後、取り扱いショップを検索して現物チェックは絶対にするべきだと思う。取り付けの精度や、樹脂パーツゆえの表面の波打ちなどのチェックは欠かせない案件になる。セダン等と比べると、フロント周りのパーツははるかに大型にならざるを得ないので、本当に気合を入れてチェックをしたいところだ。

続いてタイヤ・ホイールはやはり変えてしまいたい。
オリジナルでついているホイールは、なんだかややこしいデザインになっているが、その割にはインパクトがないし車体の引き立て役にもなってはいないように感じる。特に、機能美というところからは、ちょっとばかり遠いように思える。ここは、やはりホイールをインチアップして、扁平率を示す数字の小さい、厚みの少ないタイヤをセットしてみたい。ホイールのデザインは、ローダウンによってシャープなイメージになったのだから、ここはやはりシンプルなデザイン、特にスポークタイプのものに変えてみたいところだ。

開口部が大きくなったヒールから覗くキャリパーは、ヘビー級の重量を考慮して交換してあるので、ブランドカラーになっているはずだが、この場合そのブランドカラーのママでも良いし、ボディーカラーとコーディネートをすることも良いと思う。ついでにローターもスリットの入ったものに替えると、かなり迫力は増すことになる。更には、ベンチレーテッドの部分をつや消しの黒に塗色するなどの、小ワザを使うと一層迫力はますことになる。

ここまでやればかなり、イメージは変わってくると思う。全体的に、重量感はあるのだが、機能美を感じさせてくれる外観に変貌を遂げてくれる。

インテリアで何かをやろうとした場合、色調を壊すかもしれないという前提で、フロントシートをバケットタイプに交換したいところだ。どうしても、機能的な問題で交換をしたくなるのだ。一回でも、バケットタイプのお世話になったことのある方ならば身にしみてお判りだと思うのだが、あのホールド感はある意味では快感に近い。
車の挙動を、尻と腰でしっかりと感じることができるし、コーナリング中でも体に余計な力を入れないで済むので、かなり細かい操作が可能になるので、急に運転がうまくなったように感じるから面白い。それに、疲れ方が全く違う。欠点といえば、シートを倒して寝るときに少々寝心地が悪いことぐらいだから、ほとんど問題はないと言える。
あとは。ペダルを、滑り止め機能のあるスポーツタイプのものに替えれば、かなり違ったイメージになる。加えて言うならば、フロントとそれから後ろのイメージは、全く違うことになってしまうという事実があることを、大前提にしているのであしからず。

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