ヴィッツRSのメンテナンス

この車、結構はでにワンメイクレース等をやっているのだが、ストックの状態では実用車?に毛の生えたようなものでしかなく、特別なメンテの必要性はあるようでないし、ないようであるから、困ったとは言わないが変な車かなと思ってしまう。
トヨタの車と言う一族の血を引いている事が、ありありと判ってしまうことがいいことなのか、どうなのかは意見の分かれるところだと思う。
トヨタの車が一番の売りにしているところは、何といっても信頼性だろう。
その面では全く信頼性を裏切る事のない車だと言える。

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なんでこんなに凡庸なユニットを集めて、こんなに面白い車を作れるのだろうと、かなり不思議な想いを持つ車であることは事実なのだが、メンテナンスには何の不思議な事もない。
せいぜい言うなれば、その気になってエンジンを高回転域で回し続けたり(3000RPMを越えると、かなりノイジーになるために連続で使うことはあまりないかもしれない)した場合には、やはりそれなりの面倒の見方と言うものもあるだろう。
中高回転域でエンジンを回せば、当然低回転域で回すよりもオイルにかかる負担は大きい訳で、熱による劣化や、流路を通る回数が多くなるために、クリーニング能力によって汚れてしまうことは仕方がないわけだ。
どんな車でもそうなのだが、目一杯にとまではいかないまでも、通常よりも攻めた走りをすればそれなりにやらなくてはいけない事があると言うことなのだ。
エンジンを回すと言う事は、それにつれて周辺のパーツや液体にもそれなりの負荷がかかると考えるべきだ。

では、どのようにメンテナンスをしたらよいのか、と言うことを考えていきたい。
先ずRSと言う車は、凡庸なのだが結構走ってしまう車だと言うことを、初めにインプットしておきたい。
凡庸であり、ストックの状態ではさほどの高性能を発揮するわけではないこの車は、逆に言うと誰でも中・高回転域をつかえると言うことに置き換えられる。
ヒールアンドトウが出来て、アウトインアウトとスローインファーストアウトがどういうことなのかと言うことを、少しでも知っていればそれなりの走りが出来てしまう車が、RSだと思っていただいて間違いはない。
つまり、この車に乗ると誰でもが、ある程度の走りをしてしまうことになる。
そこで問題になるのは、やはり液体とベルトという事になる。
良く回るわけではないのだが、ついつい回してしまうエンジンオイルは、少なくとも5000Km毎の交換をお勧めしたい。
また、ギアオイルについても、エンジンオイル交換2回について1回は交換をするべきだと、ここではお勧めしておきたい。
このミッション、意外にタッチがよく、ストロークがやや大きめと言う事はあるのだが、結構楽しいシフトが出来てしまうのだ。この為と言うわけではないのだろうが、シフトダウンの必要がないようなコーナーに進入する際に、何となくシフトダウンをしてしまう事もあるため、ギアオイルにかかる負担は大きいと考えられるからだ。
まして、ショートストロークにするキットを組み込んだ場合などには、本当に頻繁にシフトをしたくなるから、ギアオイルは重要なポイントになるわけだ。
それと、LLCの劣化にも気を配るべきだろう。エンジンを回せば、必ず熱を吸収しなければオーバーヒートから焼き付き現象を起こす。
それを防ぐのは冷却液の大きな役割なのだから、これに変異が起きていると言うことは、エンジン自体に何かのトラブルがあると考えた方が自然だからだ。
白濁指定はいないか、量は減っていないか等などを常に監視しておけば、健康状態はチェックできるわけだ。

更には同じ液体なのだが、ブレーキフルードとクラッチフルードのチェックを忘れてはいけない。
特にブレーキフルードのばあい、熱による劣化や蒸発から量が減ってしまう事もある。
量がが減れば、Bペダルの踏み心地が変わってしまい、ブレーキコントロールには不安が出てきてしまう。
これは極避けたいわけだし、下手をすると事故にも繋がりかねないわけだから、しっかりと管理をするべきだ。
クラッチも強化クラッチ等に交換した場合、チェックの頻度は上げた方が良いだろう。
それと、各ベルト類も要チェックだ。
現代の車のベルトの品質はかなり信頼性は高い。しかし、万が一という事もあり得るので、各ベルト類のチェックは欠かせないところになる。
どんなベルトでも切れてしまえば、重大なトラブルになる事は間違いないからだ。

このように、あたりまえのチェックに加えて、液体関係の厳重なチェックを欠かさなければ、このRSと言う車は信頼に応えてくれた上に、峠レベルではかなり面白い走りをしてくれる事は間違いない。
本当に、ちょっとしたスポーツ走行のテクニックを知っていれば、誰でもある程度の走りが出来てしまうのだ。
しなやかと言ってもいいサスに支えられて、タイヤは常に路面を掴み続けて破綻のないロードホールディングを示してくれる。
ステアリングの特性としては、限界近くまで攻めない限り、アンダーがどうのとか、オーバーが出る等と言う事とはさらさら無縁で、素直な操縦特性を示してくれる事は有りがたい。
まさに“練習機”のような存在なので、スポーツ走行の入門用と思って可愛がり、なじむことだ。
スポーツは人にとっても身体の手入れが必要なように、車も手入れ(メンテ)が必要だと言うことを充分にご理解いただきたい。

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