タイヤの役割とメンテナンス

タイヤのトラブルは事故に直結する

自動車に乗る。特に何を思うでもなく、エンジンをかけてアクセルを踏めば自動車は前進する。オートマであればシフトを「D」にすればクリープ現象のおかげである程度は前に出る。

トラブルがない限り、特にアクシデントが起きるでもなく自動車を走らせる事が出来るだろう。

だがその際、もしもだがタイヤに隠れたトラブルやダメージがあったとすると、実はとても怖い事が待っているかもしれない。

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車と路面の接点はタイヤだけ

車で路面に接しているのはタイヤのみだ。車には無数のパーツがあるのは言うまでもない。様々なパーツによって形成されているが、路面に接しているのはタイヤだけなのだ。

しかも接地面積に関して言えばとても狭い。その狭いなかにタイヤメーカーは持てる技術を投入していると言っても過言ではないのだが、この接地面にこそ、タイヤがその能力を発揮しなければならない部分でもある。

タイヤの役割

車のエネルギーを路面に伝える=走る

タイヤの役割の最たるもの、それは自動車のエネルギーを路面に伝えあ、走ったり止まったりする。

エンジンから生まれたパワーを様々なパーツからタイヤに伝達され、車を走らせる。止まるのも「止める」というエネルギーが必要になってくる。

ブレーキによって寝るエネルギーに変換し、車が走るエネルギーをゼロにするというメカニズムとなっている。これが大まかに言えばタイヤの役割だが、もっとも重要な役割でもある。

車の向きを変える=曲がる

車の方向を変える、いわゆる「曲がる」事もタイヤが果たす功績は大きい。

まっすぐ走っている車の向きを変えるのは基本的にはフロントタイヤの役割だ。フロントタイヤが向きを変えれば抵抗によって車が回転を初め、その動きに合わせるかのようにリアが動きに追随する事で自動車全体が向きを変えるようになる。

タイヤの働きがなければこれらの事は出来ない。つまり、タイヤは車の動的性能を路面に伝える役割を担っているのだ。

これらは一般的には「グリップ力」と表現される事が多いが、このグリップこそ、タイヤにとってとても大切な事でもある。

排水能力

自動車が走行するのは決して晴天時だけではない。雨天等、悪天候時に於いても走行しなければならない時がある。

その際にはタイヤと路面に発生する「水膜」を排除し、タイヤと路面が正常に接地するための性能も求められるのだが、これを「排水能力」と呼ぶ。

この能力のためにタイヤの接地面には「トレッドパターン」と呼ばれている溝が刻まれている。タイヤに溝があるのは決してデザイン面だけを考えているのではなく、雨天走行時の事を考慮されているのだ。

このトレッドパターンは雨天時のみだけではなく、ドライ路面の際にもグリップ力を得る役割として機能する事になる。

車の重量を支える

タイヤは走らせるためのものであると同時に、自動車そのものを4本のタイヤで支える事になる。そのため、それ相応の強度を求められる事になる。

コンパクトカーでさえおよそ1tはあるのだ。それらを支えるだけの力を必要とするのだが、強度だけを追求すれば良いという事もない。

なぜなら、快適性もあるのだ。強いけど運転するとぼこぼこ。それでは意味がないのだ。

タイヤの強度と快適性は相反する能力

強度だけを求めるのであれば、タイヤは固ければ固い方が良い事になる。だが、それでは乗り心地も悪ければ路面をつかむための力も欠けてしまう。それこそ自動車に乗る事が苦痛になってしまうだろう。

路面にしっかりと自動車のエネルギーを伝えつつ、それでいて乗っていても疲れないような、走行時の振動が来ないようなタイヤが車における「ベスト」になるが、これらは相反するものでもある。

だが、だからこそそれらを両立しているタイヤこそが「良いタイヤ」でもある。そしてこの強度や快適性は摩耗によって損なわれていく事になる。さらには空気圧もこれに関係してくる。

タイヤの磨耗

タイヤもゴムである以上摩耗していく。ゴムが薄くなれば雑音等を吸収する質量そのものが少なくなっていくのでロードノイズ等の吸収量が減ってしまう事になる。そのため、ドライバーに伝わる「音量」はどうしても大きくなり、それは即ち快適性を損なう事にもなる。

一方で過剰な空気圧の場合、路面からの突き上げ等を阻害してしまう。空気圧そのものはゴムではないのだから。過剰な空気圧によってゴムがパンパンになってしまうと、本来柔軟性で吸収する事が出来るものも吸収する事が出来なくなってしまう。

そのため、ダイレクトな感触をドライバーだけではなく、自動車の乗員に伝えてしまう事になる。

タイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもダメ

一方で圧が低いと今度はグリップに影響が出てしまう。

このように、タイヤの空気圧は高すぎても低すぎても困るものなのだ。

タイヤのメンテナンス

基本的にタイヤは消耗品のため、チェック・メンテナンス共に欠かせないものだ。
ではどのような事をチェックし、どのようにしてメンテナンスすればよいのだろうか。
 

空気圧のチェック

過剰な空気圧は先に述べたが接地面の中央部分のみしか機能しない可能性も出てきてしまう。これではグリップ能力を阻害してしまう。

また、空気圧が低いと接地面が正常に路面を捉える事が出来なくなってしまうという現象も起きる過剰の時とは反対に、中央部分の接地が弱くなってしまい、両サイドの接地に頼る事になってしまうのだ。

つまりはタイヤが凹の状態となってしまい、こちらもまた、グリップを阻害する事になってしまうのだ。

このように、空気圧によってタイヤは正しい耐久力を発揮する事が出来なくなってしまうため、タイヤはどのような場合においても適正空気圧での調整が必要になってくる。

タイヤの傷

タイヤのどの面に傷があっても「バースト」の危険性がある。バーストとは破裂だが、タイヤにはエンジンからの膨大なエネルギーが伝わる。多少の傷であってもそこには大きなエネルギーがかかる。

ましてや傷がついてしまうという事は、その部分の抵抗力が減るという事をも意味するため、そこからバーストがしやすくなってしまう。

これはかなりっ件な状態で、特にタイヤの側面の傷は横方向の動きを支える上でとても大切な部分でもあるため、この部分に傷がついていたらすぐにでも専門店に持ち込み、交換してもらうべきだろう。

タイヤの摩耗具合

タイヤには「スリップサイン」と呼ばれているものがある。これはトレッドパターンに加工されているもので、普通は溝の深さが80%くらいになると出てくる。つまりはスリップサインが出てきたという事は、タイヤが2割減っているという事でもある。

これが現れる前に出来る限り交換した方が良いと言われている。一般的にタイヤの溝は8mm程度なので、1.6mmほど減るとスリップサインが出てくる事になる。

50%の摩耗で制動距離は新品のタイヤよりも2m伸びるとも言われているので、スリップサインを見たら交換した方が良いだろう。

トレッドパターン(溝)の異物点検

トレッドパターンに何かが挟まってしまう事もある。このような場合はすぐにでも取り除きたいものだ。

ここに何かが入っていると、高速走行中に遠心力によって溝から噴出された異物が車体に当たり、自動車にダメージを与える事になりかねない。特に厄介なのは自車だけではなく、他の自動車に影響を及ぼす可能性も出てくる。

一歩間違えると大事故にすらなりかねない。

また、後続車が二輪だと運転手に直接ダメージを与える事にもなりかねないのでこちらも併せて注意しておくべきだろう。

言うなればマナーの問題でもあるが、釘のような鋭利な物の場合、パンクの原因にもなるので、こまめにチェックしたり、場合によってはスローパンクチャー等でダメージを食い止めておく事も大切だろう。

メンテナンスの重要性を理解しよう

このように、タイヤはとても大切なパーツだ。維持するための点検、メンテナンス。これによっていろいろな事から守ったり、自動車本来の能力を発揮する事にもなる。

特にタイヤは自動車のパーツの中で唯一路面と接地しているパーツでもある。その点からもしっかりとメンテナンス・チェックしておくべきだろう。

これらを怠ったがために大事故になってしまうケースとて珍しくはないのだし、何より自動車のエネルギーは人間とは比べものにならない。

走行中のアクシデントはマンガの主人公のように人間の力で何とかなるようなものではないのだ。

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