車においてのシートの役割

車においてのシートの役割と言うものは、いったいどの程度の重要性を持つものなのだろうか。
一般的な家庭や、オフィース、飲食店などにもシートはあるのだが、車が必要とする機能とどう違うのだろうか、と言うことからシートについて考えてみたい。
車は静止している時の快適性はあまり重視しなくても良いのだが、その他のシートについては静止状態でしか使う条件がない。
この為に、限定した条件の中で最良の機能を発揮するべく考えられるのが、その他のシートだと言うことだ。
しかし車の場合には、その使用条件は車が動いている時のことをほぼ、100%に近い状態で考慮しなくては、機能をしないことになると言えるだろう。
では、車のシートに求められることとは、どのような事なのだろうか。

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まずは車の挙動を考えてみたい。車と言う乗り物は走っている限りにおいて、常に前後・左右・上下に対する運動を行っていることを忘れてはならない。つまり、乗車している人は、常に僅かではあるのだが“三次元的要素”の動きの中に、その身を置いていると言えるのだ。
つまり、この動きの中でドライバーは車をコントロールしなくてはいけないことになり、この条件が他のシートとは絶太的に使用条件の変わるところだと言いきってもいい。
コントロールをするためには、車が路面とどのような状態になっているのかと言うことを把握しなくてはいけないわけだ。つまり、路面とタイヤがどうコンタクトしているのか、という情報を得なくてはいけないのだが、前輪・後輪の情報をどうやって得るのかという事になる。
比較的前輪の情報はステアリングを通じて無意識に得ているのだが、後輪の情報は得づらい。これはシートを通じて“腰”で得るべき事なのだが、そのシートがあまり良くないと、情報を得ることができない。原因はホールドが輪あるいので、身体が動いてしまい情報を感じる前に情報を逃がしてしまうからなのだ。

ではホールドの良いシートを得ると、どのようになるのかと言うことを考えたい。
ホールドが良ければ、ドライバーは車の前後・左右・上下の挙動に関わらず、シートに固定されていると言っても過言ではない。
この点が大切であり、シートは常に車に固定されているため、車の挙動にたいしてシンクロしているのだが、このシートのホールドが悪いとドライバーの身体はシートとは違う動きをしてしまうため、車との一体感がなくなる。この為に、車の挙動に対する情報が非常に解り辛くなるので、車の挙動に対する対処が遅れると言うことになるのだ。
しかし、ホールドの良いシートはドライバーとの一体感を実現してくれるので、情報が得やすく、挙動に対する遅れを極力なくしてくれるから、かなり的確な対処ができると言うことにつながるのだ。
まさに、レース用のシートはこの一点に絞られて設計されているのだ。
しかし、快適性と言うことに関してはあまり考慮されているとは言えない事も、広く知られている事実ではある。

このホールド性と快適性を備えたシートを、市販車もオプションとして用意していたり、標準装備として取り入れたり、有名メーカーに発注してオリジナルとして造り標準装備としていたりする例もかなりある。
それほど、シートと言うものには重要性を感じている、と言うことだと言える。
これらのシートホールド性はもちろんだが、快適性の中に“人間工学”を取り入れた設計がなされているため、疲労度や腰などにかかる負担が極端に少ない事も特徴だ。
もし愛車のシートに不満があるのであれば、ショップに出向いて相談をしてみると良いと思う。
少し前の時代だったら、メーカー数も限られていたが、今はそれなりに選択肢も広がっているので、予算と目的に合わせて相談ができる。
また、レカロひとつとって、商品ラインナップはかなり多様になったため、同一メーカーの中からでも選択肢は広がっている。
シートを交換しようと思った場合、レールの交換を必要とする場合も多いため、あらかじめ時間的な余裕も考えておいた方がよいだろう。
たかがシート、されどシートであり、シートを変えただけで車の性格が変わったように感じることもある。
良いシートを選べたら、そのシートは車を変えても使い続ける人も結構いる。
参考になれば幸いだ。

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