ホイールの役割や選び方

ホイールの役割は“タイヤ”を車体に固定することだ。
ゴム質のタイヤは、その単体では車体には固定することはできず、ホイールに装着することによって、ホイールごと車体に固定されることになる。
これによりホイールの重要性は、非常に高い。
また、最近のタイヤの殆どがチューブレスになっているため、ホイールに装着したときの密着度が大切になることは言うまでもないだろう。密着度が低いと、当然のことながら“空気漏れ(最近では窒素を代替にしていることも多いが)”が起こり、パンクもしていないのにスローパンクチャーの症状を起こしてしまうから、大変な事になる。
また、重量が軽い方が“バネ下重量”の軽減に貢献できるため、ロードホールディングや乗り心地に対する好影響も大きい。
それにデザイン性によっては、ブレーキシステムの冷却に役立つ。スチールホイールにはできないデザインを、アロイホイールであれば達成できるために、ブレーキの冷却に貢献できるデザインのものも多く出まわっている。

ホイールの造り方には“鋳造”と“鍛造”があり、鋳造の方がデザインの自由度は大きい。鍛造はその精密な造りにより、軽量・高強度を達成している。
ホイールの選び方としては、上記の機能性を満たしていれば、あとはいかに軽量であり、自分のイメージに近いデザインなのかと言うことだろう、と言ってしまえば簡単過ぎる。
もう一つの要素として、メンテナンスの楽さを求めるべきだろう。
特にドイツ車ユーザーにとっては、結構大変な問題になると思う。なぜならば、ドイツ車のブレーキパッドはその性質上黒いダストを大量に出すために、ホイールがもの凄く汚れるからだ。また、このダストは熱と水分でホイールに固着してしまう性質を持っている。
こうなると、簡単には取れないし、こうなる前のメンテナンスが大切だと言うことになるので、メンテナンスし易い形状を求めた方が良いだろう。
早い段階でのメンテナンスならば、単なる水洗いでもダストは落ちる。しかし、いったん固着してしまい、荒っぽい作業でダストを落とすと表面に微細な傷が入ってしまうために、固着していない状態でも水だけでは落ちなくなることが多い。
この為、バブル期にはやった“メッシュ”タイプのものは避けた方が良いだろう。また、古いベンツ(WDB125・124等)についていたような、ディッシュタイプに、デザイン性をと通気性を持たせるために凹みをつけて、凹みの上部に穴を開けたような形のものも、回転方向の後ろ側に思い切りダストが溜まるので避けた方がよいと思う。
メンテナンスが充分ではないと、ダストが固着してホイール表面のコートを侵食してしまい、金属をも犯すことになる。
こうなっては、あまりいいことはないのだから、やはりホイール選びには慎重にならざるを得ない。

こういった条件をクリアーできるホイールは、どのようなものがあるのだろうか。
まず、機能面で優れていなければ話しなしにはならないわけだから、信頼性のあるメーカーを念頭に置いて選ぶことをお勧めする。少々、値段は高いかも知れないが、機能面での失敗は殆ど考えなくても良いだろう。
この信頼性のあるメーカーと言うことだが、OEM的な作り方をしているショップなどが、こういった技術的に信頼をおけるメーカーに製造を依頼しているケースも結構ある。
この場合には、メーカーの名前が表面に出ることはなく、ショップのブランドが表面に出るので、良く見てみると製造者の名前が解ることも多い。
話しがちょっとそれたが、こういった名前の通ったメーカーやショップのブランドにおいては、まずよほどのことがない限り機能面での問題は起こり得ないと思ってよいだろう。
良く“限定●●セット・4本で●●円”と言うような広告があるが、大きな問題はないだろうが、やはり精密な加工に欠けることがあったりする場合もあると思った方が良いかもしれない。
“ホイールを替えたら、エアーが抜けやすくなった”であるとか、“ホイールを替えたら、タイヤの横剛性が悪くなった”等と言う症状が出たら、まずはホイールを疑ってみた方が良いだろう。

機能面での選び方のポイントは、信頼性のあるメーカーのものと言う一点に尽きると言うわけだが、メンテナンスの要素はどうするかという問題が残っている。
これは、デザインはシンプルな方が良い。開口部が大きい事も選ぶポイントになる。
シンプルなデザインは車のデザインとの融合性が高いから、決してやぼったくは見えないだろうし、メンテナンスもやり易い。また、開口部の大きいデザインは、静止している車にも躍動感を与えてくれるし。メンテナンスもやり易い。

これらのポイントを外さなければ、概ねホイールでホイールで苦しむことはないと思う。
タイヤを正常に働かせる大切なホイールは、ある意味では他人の命と自分の命を預かるものだと思った方が良い。
安かろう、悪かろうで事故を起こしてしまったりしたら、大変な事になることは間違いないから、充分に条件を満たす物を見つけていただきたい。

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