ワイパーブレードの役割とメンテナンス

雨や雪の日の視界確保に、絶対に欠かせない物のひとつに“ワイパー”がある。
ワイパーは、ワイパーブレードと言う、ゴム質で出来たパーツによって、ガラス表面の水滴をかき取って、ガラス面をクリアーに保ち、視界を確保しているのだ。
このゴム質のパーツが、視界確保のための生命線になっていることは間違いのない事実だと言える。
このワイパーブレードだが、普段はあまり意識してチェックしているような人は、案外と少ないだろう。ましてや、日ごろあまり車に乗るような機会のない方は、当然のようにチェックをしていないと考えられる。
しかし、このゴム質のパーツは経時変化が必ず起こっていて、使っていなくても劣化しているケースが多い。
なぜ劣化するのかと言うことより、劣化すると致命的に能力が落ちることを認識した方が、よりこのパーツについての意識が高まると思う。

まず、このパーツの働き方を知っていただければ、いかに劣化が拙いことなのかと言うことが理解していただき易いと思う。
このパーツの断面を見た事のある方は、かなりいらっしゃることだと思う。ガラスに接している部分の断面が、四角くなっていることにお気づきだろうか。つまりエッジが存在するということなのだ。
問題はこのエッジで水をかき取ることなのだ。ワイパーの進行方向に対して、ガラスに接している部分はやや遅れてついてくるため、エッジの部分のみがガラスの表面を移動することになる。つまり、そこにあるものの全てをこのエッジがかき取ろうとする働きをするのだ。したがって、このゴムパーツに柔軟性がなくなってしまうと、このやや遅れてついてくる動きが出来なくなり、エッジが水をかきとれなくなるから、視界は極めて悪いことになるのだ。また、このエッジ部分に傷が入っていたりすれば、その傷のとおりに筋状の拭き残しが出来てしまい、視界の邪魔になると言うわけだ。
ワイパーフレードを点検する時には、柔軟性が確保されているかどうかと、傷があるかないかと言うことと、先端部分や根元の方に裂け目がないかと言うことをチェックすれば、まあ問題のないチェックができる。この、裂け目だが、放置しておけばブレードが千切れてしまい、場合によってはワイパーアームの金属部分が直接ガラスに当たり、アームでガラスに傷を入れてしまうこともあるから、要注意だ。

ガラスに撥水剤を加工したばあい、摩擦係数が大きくなってしまうので、ワイパーが踊る傾向になることが多い。このばあい、ビビリを防止する加工をしたブレードがあるので、それを装着すれば“今までのはなんだったんだろう”と言うほど、納まりがよくなる。また、このブレードは撥水加工をしていないガラスに使っても全く問題はないので、お勧めだ。
これはモリブデンなどで、ゴムの表面を覆う加工をしてあり、ゴムの摩擦係数を著しく落とすことによって達成されているとのことだ。
また、高速でワイパーが浮き上がってしまい、払拭能力が著しく落ちたと言う経験をお持ちの方も多いかもしれない。
機種によっては100Km/h以下でも、少し浮いてしまうものもあるらしいので、深刻な問題かもしれない。
この場合にはアームに拭きあがり防止の“フィン”を付けたアッセンブリーと交換すれば、見事に解決してくれる。最近ではブレード自体が、浮き上がり防止の役割を持つものも出てきているので、試してみればよいかもしれない。

ブレードを交換しようと思った場合には、ゴムだけの交換はできないようだ。以前はゴムだけの交換ができた時代があったのだが、近年はアッセンブリーでの交換になる。
この為に、製品を選ぶときには必ずご自分の車種と年式に注意して、適合する製品を選ばなくては取りつけられないと言う悲劇が待っている事もある。
同じ車種でも、取り付け方が年式で違う例もあるので、必ず車種と年式が適合することを確かめてから購入していただきたい。
また、取り付けに際しては、確実に作業をおこなわないと、走行中にブレードが外れて飛んでいってしまいかねない。
しっかりと、説明書通りに作業を進めて、確実に取り付けを行っていただきたい。
綺麗なブレードで、クリアーな視界を達成して、雨の日の安全運転に勤めていただきたい。

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