ブレーキシステムの仕組み

走っている車を止めるためには、その走行エネルギーを熱に変換して最後にゼロにする必要がある。
そのために、車にはブレーキと言う重要なシステムがついているわけだ。このブレーキにはドラム式とディスク式があるのだが、ここではディスクタイプに話を絞らせていただきたい。
このディスクはアクスルと連動していて、ディスクを挟むブレーキパッドを装着したキャリパーがこのパッドをディスクに押しつけて、発熱をさせれることによって、走行エネルギーを熱エネルギーに変換することができるのだ。
このストッピンパワーは、ある意味ではエンジンパワーよりも重要になってくる。
このディスクブレーキシステムを、初めて搭載したマシーン(チーム名等詳細は失念)は、はるかにエンジンパワーに勝るチームに快勝した実績があった。それほど、高速走行には、ストッピングパワーは重要だと言える。

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現代のディスクブレーキシステムは、発祥当時から比べると信じられないほど進化・発展をしている。
それは、ディスクにも、キャリパーにも、パッドにも及んでいて、とても初めてのディスクブレーキと同じジャンルのものとは思えないと言える。
また、この部分だけではなく、超高圧に耐えるブレーキホースや、大容量のマスターシリンダー等など、ブレーキシステム全般わたって進化しているのだ。
つまり最近の市販車は、生産段階からかつての高性能ブレーキシステムを完全に上回る、ということが現状なのだ。
しかし、一方では道交法というものがあるのだが、生産車の動力性能の向上にも目を見張るものがある訳で、これをしっかりと止めるストッピングパワーを得るためにはブレーキシステムの能力向上はもっともなことだとも思える。
更に、この動力をいかして、峠を攻めたり、たまにはサーキット走行をする場合には生産車段階のスッピングパワーに、不足を感じる場合も出てくる。
このような場合に、ブレーキのチューンを考えることも出てくるわけなのだ。

例えばパッドを変えるとパッドがディスクに喰いつきがよくなるであるとか、キャリパーを4ポッドから6ポッドに変えたらストッピングパワーは上がったが、何となくフィールが変わってしまい、しっくりこないとか、ディスクをインチアップしたら何となくちぐはぐな感覚になった、等など、様々な変化が出てくることもある。
特に“ブ●レ●ボ”等の高性能キャリパーに変える時などは、相対的なバランスを大切に考えたい。
キャリパーはある意味でブレーキの外見的な意味でも、かなり重要な地位を占めている。生産車でも、キャリパーに塗色を施したり、自社のロゴを入れたりしてアピールポンとにしていることは多い。
最近のホールのデザイン上の問題も多気のだが、静止状態の時にはこのキャリパーが丸見えになるので、実にアピールをし易いと言うことも大きいだろう。
キャリパーの役割は、パッドをローターに押しつけることであり、ディスクブレーキシステムが登場したときには2ポッドであったと言われている。
この2ポッド・4ポッド・6ポッドと言う意味は、ローターがパッドをディスクに押しつけるポイントをいくつ持っているか、と言うことだ。
表と裏に1つずつが2ポッド、2つずつが4ポッド、3つずつが6ポッドと言うことになる。当然ながら、押し付ける数が多い方がパッドに平均的な圧力がかかって、同じ面積でも均等にパッドを押し付けることができるのだ。

例えば6ポッドのキャリパーをつけようとした時に、ディスクに対する攻撃性が増すことになり、パッドをどうするのか、ブレーキホースやマスターシリンダーとの相性はどうなのか、等などと言うようなことを考えていかなくてはならないことだろう。
車のパーツの中でも、ブレーキは最重要ポイントだとご理解願いたい。
エンジンがトラブルを起こして動かなくなっても、単純に言えば動かないだけだ。したがって、ご自分も含めて人命に関するトラブルになることは非常に小さい。
しかし、ブレーキがトラブルを起こした場合には、人命や他人の財産に対する影響は図り知れないことになる。
こういったことを念頭において、ブレーキのチューンや交換を考えていただきたい。
信頼のおけるショップ、レース活動をしているショップ等に積極的に相談をしてみることも、大変に重要なことだと思う。
上手にブレーキの能力を高めて、安全に、快適なドライビングを楽しんでいただきたい。

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